マックンは、いつものように公園に着いた。
橋の向こうからエビちゃんが歩いて来る。

マックンとすれ違う。

挨拶をかわすと思いきや、この二人、
目も合わさない。

お互いにスタスタ歩いて行く。


もう、今さら挨拶なんてしなくても
いいのだ。

エビちゃんは、トイレの場所を決めるまでに
時間がかかるし、マックンは、トイレは
済ましたが、やらなくてはいけない
事があるのだ。忙しいのだ!

子分としての大事なお務め。

それは、公園のチェック!
クンクン!

くん、くん!

木や、石や草むらや色んな所を
くまなくチェックするのだ!


留守の間にどんなワンコが来たのか
調べているのだ。
マックンは、鼻ペチャなので、
鼻先ではなく、顔面でチェックする!


この並んだ石。20個以上あるけど、
くまなくチェック


普通、チェックしたら、自分のオシッコを
かけて匂いを消すけど、数が多すぎて
もう、マックンのオシッコは、1滴も

残っていない。

形だけ、片足をあげている。

絞っても出ない!



毎朝、公園中を歩き回りチェックを
怠らないマックン。
ようやく一仕事終えて、石の上で
休憩タイム。


なんか疲れてる!


あ~今朝も異常なしやったバイ❗
その頃、トイレを済ました親分の
エビちゃんがお出ましだ。


あらっ!親分、服一枚かと思ったら、
こっそり重ね着ですな。


マックンは、朝のお務めを欠かさない
真面目な子分なのだ。

良く働くね。マックン!
でも。あんたの公園じゃないし
誰も頼んでないけどね。

