城南鉄道模型工房

城南鉄道模型工房

3Dプリンタではできない加工に注力します。主に国鉄型Nゲージの加工記録です。

引き続き下回りの加工です。

今回は、先頭車の前位側の台車へのスノープロウの取り付けを行います(TOMIXの115系1000番台には付いていないので)。

 

1 クハ115(TR62)

TR62はYahoo!オークションで300番台HG製品の台車とスノープロウのパーツを入手できたので、これを使います。

4編成作成しているので合計4つ分あります。

 

↓製品そのままですので、簡単に取り付けられます。

一応半径280で問題なく通過可能か確認。

 

2 クモハ115(DT21)

こちらは、HG製品用の台車を入手できなかったので、もともとの1000番台の台車とKATO(115系300番台)のスノープロウを組み合わせることにしました。

↓もともとの1000番台の台車

↓KATO品番Z04-6689 クモハ115横須賀色スノープロウ

 

まずは、アーノルトカプラーを切断します。スノープロウが適切な位置に来るように、切りすぎ注意。

 

次にゴム系接着剤で接着します。この段階では仮止めです。後でがっちり固定する秘策があります。

 

秘策とは、半田ごてでプラスチックを溶かしての接着です!

 

なめなめするように半田ごてを当てると、台車とスノープロウの両方のプラスチックが溶けて合わさります。

↓車輪を組み込んで、台車枠やスノープロウとの接触がないか確認したところ。まったく問題ありません。ぐらつくこともなく、完全に両パーツが同化しています。多少仕上がりが雑でも側面からはまったく見えないので、あまり神経質にならずに大丈夫です。

 

↓4両分施工。

 

最終的には、こんな感じになります。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

相変わらず、進まない115系高崎車両センターの加工です。

先にボディの塗装やインレタをやってしまうと、床下や室内は全く作業をする気合が消えてしまいますので、まず床下や室内を先に片付けようと思いました。

今回は室内(座席パーツ)の加工です。室内灯を入れたとしても、ボディを被せれば大して見えませんので、最低限の加工で大きな効果が得られる部分だけいじります。

 

1 クモハ115の座席の加工

製品だと後位の車端部がクロスシートになっています。1000番台の後位車端部はロングシートですので、製品の座席を修正したいと思います。

 

クロスシート部分を切断しますが、切断にはハイパーカットソー0.2 エリートS1を使います。

刃がとても薄いです。削り代が少ないので、正確な寸法に切り出しやすい!

 

まずは、床下を分解して、

切断します。

↓切断したところ。

 

ロングシート部分は、サハ115 1000番台用のシートを使います。こちらの車端部のロングシートを移植します。以下はもう切ってしまった画像です。

 

以下のように移植します。

 

移植の前に、切断面をやすりで整えます。ただ、ボディを被せれば見えないので、いい加減です。

やすりについて、私は割り箸に両面テープで紙やすりを貼り付けたものを使っています。400番から耐水2000番まで揃えていますが、通常の手すりモールド削除では、400→600→1000までで仕上げます。今回は、そんなに厳格に仕上げなくて良いので、400番で軽く平らにする程度で済ませます。

 

切接部分の接着にはセメダインの瞬間接着剤を使用します。

 

↓接着したところ(いい加減?良い加減で済ませています)。後日室内灯はグランライトを使用する予定ですので、車端部分は集電板用の切り欠きを入れておきました。

 

2 クハ115の座席の加工

製品だと、トイレが表現されておらず、クロスシートになっています。これを何とかします。

 

電動routerで座席を削ってしまいます。これも外からだと見えなくなるので、適当で大丈夫です。

 

次にトイレの仕切り板を作成します。0.5mm厚のプラバンを切り出します。方眼マスキングテープを利用すると切り出す寸法がわかりやすいです。

こんな感じで側面を接着してトイレの壁を作ります。

今回は4編成作成しているので、クハ4両分作業します。なお、更新車の場合は、トイレの脇は車いすスペースになっているため、routerで削ったままで何もしていません(これも外からは見えないため適当です)。

 

3 室内の塗装

実車では、天井・壁面(トイレ部分の仕切りを含む)やクロスシートの背面(ロングシートとの境)は明るめのクリーム色でした(クロスシートの背面は経年で汚らしい茶色っぽい色になっているものもありました)。床はそれらよりも濃い目のクリーム系の色でした。

今回は、トイレの仕切りやクロスシートの背面はグリーンマックスC-21アイボリーAで、床面はC-05クリーム1号で塗装してみることにしました。

 

まずは、アイボリーAの塗装から…、エアブラシで吹きます。

↓クモハ

↓モハ(モハの座席は無加工です。)

↓クハ

 

次にアイボリーAの部分をマスキングして、クリーム1号をエアブラシで吹きます。

↓クリーム1号を吹いた後の画像

 

4 座席の表現

今回は、主にマスキングテープで座席を表現しようと思います。塗装よりも座席のモケット感がでることを期待します。

次のものを使用しました。

①通常の座席部分(座面・背もたれ)

 カモ井加工紙 MT01P555 マスキングテープ mt 1P 桔梗

②優先席部分(座面)

 カモ井加工紙 MT01P405R マスキングテープ mt 幅15mm×7m巻 1P マットグレー

③優先席部分(背もたれ)

 トレジャータウン TTL864-11A座席モケット(優先席/東)

↓一部使ってしまっています…

 

マスキングテープは、方眼マスキングをガイドにしてカットします。

 

優先席背もたれのインレタは、質が悪い(柔軟性がない、糊が弱い、大きすぎる)ので、カットした上でインレタ台紙から剥がし、タミヤのデカールのりを使って貼っています。

↓すべて貼り終わったところ(クモハ)

 

↓すべて貼り終わったところ(モハ)

 

↓すべて貼り終わったところ(クハ)

最小限の労力で、かなり見た目に効果がある加工であると思います。

 

最終的には床下と合体させて以下のようになりますが、床下の加工はまた後日アップします。インレタやウェザリングなど頑張って加工しました。

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

終活に向けたコレクションの売却継続中です。
KATO(カトー)の品番3024-1 EF64 1000番台 JR貨物新更新色からの加工品のEF64-1036です。こちらも以前ヤフオクで購入して大事に保管していたものです。

分かる範囲で加工個所を記載します。

①窓下手すり別体化
②誘導員手すり金属パーツ
③各種エアーホース取付け
④屋根上手すり
⑤クーラー上部手すり
⑥屋根上吊りフック
⑦パンタグラフ等塗装
⑧第3次量産車(貨物専用機)のため、電暖なしによりスカートのKE3ジャンパ栓切除
⑨第3次量産車(貨物専用機)のため、電気暖房のリアクトル用排風口なし
●ライトユニットは、当方でみやこ模型の品番K-21「【リプルフィルタ搭載・常点灯ライト基板】 (N)K社機関車用」に交換しています。常点灯対応です。

各方向から撮影した画像を貼り付けます。

 

次の週末あたりでヤフオクに出品します。

ご覧いただきありがとうございました。