生き残りをかけた決断 その2
専属や定期便を増やすと、当然売り上げは安定します。
実際、今までなら閑散期といわれていた時期でも
コンスタントに売り上げをキープ出きるようになりました。
そんな好調ぶりを嘲笑うかのように
背後から迫ってきた悪魔。それが【原油高】です。
多数の車両を定期に放り込んでいたため
短期間での値上がりは、そのスピードに付いていけるものでは
ありませんでした。
定期便に入っている車両は確実に売り上げを上げてくれます。
それにともない、使用する燃料の量も毎月ほとんど同じなのです。
「そこが盲点でした」
100万円売り上げる定期便の燃料費が
今までなら20万円だったのに
あっと言う間に30万円になった!みたいなものです。。。
フリーの車両が多かった頃なら
配車効率(輸送効率)の小技で
いわゆる配車テクニックでクリアー出来たものが
定期便という枠の中では、技術ではどうしようもない領域に
なってしまうのです!
燃料費の高騰による一時的な運賃の値上げ・・・
例えばサーチャージのような手法も
その圧迫に対しては圧倒的にスピードが追いつかない状況でした。
17年度は、その悪いスパイラルに
完全に巻き込まれる結果となりました。
なんとかしなければ・・・・・・
つづく