生き残りをかけた決断 その1 | 新・運送業界の勝ち組になる

生き残りをかけた決断 その1


【4月某日】


「どこかウチの会社を買ってくれるところがあれば

 

 売ってもいいと思っているんだが・・・心当たりは?」



社長のこの一言から始まった、今回の大改革。


いよいよファイナルが近づいてきましたよ。


そろそろ「事の真相」をお話ししようと思います。。。






事の発端は、やはり3月度の決算。


昨年(16年度)と比較して、爆発的に収益減でした。


幾つかの原因をあげると・・・


「車両修繕費の上昇」


「取り扱い手数料の減少」


そして「燃料費の高騰」です。



3年ほど前 


「経理の立場から考えて、一年間の売り上げって


 毎月平均している方が資金繰りもやりやすいよね?」


って担当に訊いたことがあります。


答えはもちろん「そのとおりです!」



それをうけて僕のとった策は


【専属・定期便を増やす】でした。



色んなリスクを考えた結果、同業者にお願いして


一次傭車として使っていただく作戦に出ました。


大型車14台のうち9台を専属として張り付け


売り上げを安定させたのです。


どの仕事も比較的収益性は高かったため


この作戦は功を奏した結果となりました。



まずはベースとなる売り上げを確保することによって


資金繰りが安定し、16年度の決算は取引銀行からも


高く評価してもらうことができました。


当然、僕のモチベーションも上がるわけで


よし!さぁこれから!という時です・・・


そう、【燃料がジワジワ上昇してきたのです】




             つづく