要はセンスなのです | 新・運送業界の勝ち組になる

要はセンスなのです


配車係の思考の一部


ある時刻までは、全ての車両と全ての荷物を

【並列に】置いて配車をする。

(例えば頭に中では、右に空き車両、左に荷物情報。)


進めていくにしたがって、この荷物はこの車両でしか

まかなえないという縛りが出てくるので

縛りのあるものからとりあえず差し込んでいく。


ある時刻を以って【並列に】並べていたネタを

時間軸の優先順位に従って【直列に】置く。


ここで肝心なのが、【2重・3重の仕掛け】


もし、この車の荷降しが遅くなったら?

この車とこの車が時間通りに渋滞を抜けられなかったら?


いつも【もしも】を考えながら配車をする。


そのために、A車が間に合わない場合はB車。

B車に予定していた仕事はC車。

CがDで、DがE・・・・・。

このあたりまでの予定変更は当たり前と考えて

ドライバーの指示をすること。


AM8時に空車になった車を、宵積みにもかかわらず

早急に積み地まで誘導してしまうと

ドライバーの性質からして、すぐに積みに行ってしまう。


もしも、その他の車両や仕事で予定変更になった場合

この車は変更の中に組み込めなくなる。


【仕掛け】のコマがひとつ減ることになる。


ドライバーは早く積んで帰りたい。

配車係は「ある時刻」まで待たせたい。


この「ある時刻」を臨機応変に設定して

その時刻が来たら、迷わず一気に誘導・指示する。

直列に並べた優先順位に従って、一気に潰していく。

ここで一斉に「仕掛け解除」なのです。


その「ある時刻」を設定できるのが

良い配車マンなのです。


ドライバーにもお客様にも迷惑(負担)を掛けない

「ある時刻」を設定できるか?・・・。


あと、空車距離などのコストや

ドライバーへの肉体的負担も当然

判断材料に加味しなければなりません。


技術や経験よりも【センス】を問われる部分かも

しれませんが、実際配車の良し悪しは

その人の【センス】で決まる部分が多いのです。


配車係への向き不向き・・・。

キラリと光る何かを持っている人が

僕の周りにも大勢います!

ただ残念なのは、若い世代でそーゆー子が

なかなかいないってこと。。。


【若者よ!この業界に力を貸してくれー!】