いつか戻るの?スポット便の運賃
「儲からんやろ~??」
「もう自社車両を抱えた運送屋では
飯が食えんなぁ~」
そう呟きながらインスタントコーヒーをすすっているのは
久しぶりに僕の前に姿を現した、某運送会社元社長。
「アブラ代は高いし、残るところは無いわなぁ~」
(そんなことはわかってますって・・・・)
「なんかエエ商売あったら、こんなのやってられんやろ?」
(別にそこまで落ち込んでないですから・・・・)
「ちょっと忙しくなって車を探し出すと見つからんし」
「ちょっと暇になって荷物を探すとみんな暇やと言うし」
「水屋(取り扱い)も食べにくくなってきたわぁ~」
(ごもっとも・・・・)
「だいたいフリーの車が少なくなったからなぁ」
「んで、スポット便の運賃が安すぎるわ」
「これじゃぁ誰もフリーで走らせたくないわなぁ」
(いいこと言うじゃん!)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
それそれ!!
それなんですよ!!
専属便・定期便に比べて
スポット便の方が、運賃の下落が激しいんですよ!
それはなぜ?
いつまでたっても「帰り便」の意識が消えないからです。
いや、「帰り便を使うと安くなる」という考え方を
しっかりと荷主さんに植えつけてしまったからです。
運送会社自身が!
それは、水屋や規制緩和のせいではありません。
システムや政治のせいではなくて
流れについていかなかっただけなんです。
認可運賃や物流二法に守られていて
少し先にあった「落とし穴」が見えなかったのです。
そして業者が増え、お互い狭いエリアでの
陣取り合戦の末に手にしたものは
帰り車作戦といまだに続く運賃の下落では
なかったのでしょうか。。。
*** この後の話はまた別の機会に ***
久々の「顔役」の来社に、かなりヒートアップして
しゃべり続けてしまった貴重な金曜日でした。 ^^;