実家からテレワークをしています。
十数年前のこと、父親が会社を引退する直前にパソコン教室に行きました。
そこでWiFiを設置することを勧められ、今日に至ります。
何気なく使っていますが、84歳の父親が、WiFiを設置し続け、今もラップトップで毎日ネットサーフィンをしているのは、すごいなと思います。
お陰で私の部屋の小さなライティングデスクでも、何の問題もなく仕事ができます。
ただ一度こんなことが起こりました。
私は生存確認も兼ねて、ほぼ毎朝母親のスマホにLINEのビデオ通話をしています。
コロナ禍で直接会えない日々が4年ほど続いたので、重宝していました。
ところが昨年その母親のスマホ代が異常に高いことが、数か月続いたのです。
心配になった母親が、「今月も7,000円になっちゃったんだけど、なぜかな?」と聞いてきました。
横浜の私のスマホとiPad、そして信州の実家の父親のスマホを繋ぎ、母親のスマホ画面を見ながら検証した結果、
母親のスマホがWiFiに繋がっていないことがわかりました。
おかしい、何も操作しなければ、普通につながるようにセットしてあったのに。
すると父親が「WiFi、切ってあるよ」とポロリ。
つまり自分がネットサーフィンをする時のみWiFiをオンにし、自分がPCを閉じるのと同時にWiFiを切っていたのです。
電気代がもったいないと言うよりも、コンセントに電源が差し込みっぱなしだと火事になるかもしれないからって言うのが理由らしい。
私、怒りました。「バカじゃないの!?」と。今から思うと父親が可哀想なくらい怒りました。
父親のやりそうなことです。
テレビの電源すら、毎日コンセントから抜いてしまうような人なのです。
なんでもキチっと収まっていないと気が済まない、電気は元まで抜いてしまわないと気が済まない、水分は一滴たりとも拭わないと気が済まない。
ちょっと病的な神経質さ。
コロナ禍では、せっせとワクチンを打ち、マスクをして、消毒液があれば必ず使う。
お陰で手はガサガサ。
その割には抜けていて、ドジなところがあります。
真冬に車と車のすき間を通る際、コートを汚したくなくて、両手をあげて歩いていたら、滑って転んで頭を打って病院に運ばれたり、
居間のシャンデリアの汚れを取ろうと、スプレー式のクリーナーを吹きかけたら、炎が上がって危うく火事になりそうになったり、
掃除機を力いっぱいかけ過ぎて、廊下があちこち傷ついてしまっていたり、
神経質の割には、その先にどうなるかのイメージがわかないタイプ。
それでもこの年まで、ボケることなく、足腰も丈夫で、PCもスマホも操作できる、離れて暮らしている娘としてはありがたいことです。
お陰で私も好きに生きていられます。
なぜかりんりんは私の父親が大好き。
実家滞在中は、毎朝両親の部屋に起こしに行き、夜は父親の膝の上でまったりしています。
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