かつて横浜には「メリーさん」と呼ばれる伝説の娼婦がいました。

白塗りの 厚化粧 に、フリルのついた純白のドレスという印象的な風貌で、メリーさんの他にも、皇后陛下、きんきらさん、白塗りさんなど、様々な名前で呼ばれていたそうです。

 

 

私たちが横浜に引っ越した頃には見かけなくなったようですが、長く住む人は、結構な割合で見かけていたそうです。

 

その謎に満ちた人物像を、女優の五大路子さんが「横浜ローザ」というひとり芝居にして、27年演じてきました。

私はちょうど4年前からその舞台を観るようになり、毎年「ローザ」に会いに行くのを楽しみにしています。

 

 

 

今年の会場は赤レンガ倉庫。

私はこれまでKAAT劇場で観ていたのですが、4年ぶりに赤レンガ倉庫に戻ることになったとのこと。

開港の直後から横浜を見守り続けてきた赤レンガ倉庫がステージとは、否が応でも雰囲気が盛り上がります。

 

あいにくの出勤日、あいにくの悪天候、ぎりぎりまで仕事をし、GOタクシーのアプリで移動手段を確保して、いざ赤レンガ倉庫へ!

 

 

 

今日は犬のお散歩仲間と一緒、総勢6人で観劇なのです。現地でみんなと待ち合わせ。私以外は初めてこの舞台を観る人ばかり。

そして私以外は全員本物のメリーさんを見たことがある人ばかり。

 

誘った手前、みんなの反応が気になる私。

 

 

 

舞台は今年も素晴らしいものでした。

パンパンと呼ばれた娼婦にならざるをえなかった戦後の女性。メリーさんは私でもありえたのです。

五大路子さんはそのメリーさんを、姑にいびられる普通の主婦から、パンパンになって横浜を生き、白塗りで街の名物なって、最後は静かに街から消えて行くまでを、一人で演じ切りました。

 

お散歩仲間も「面白かった!」と言ってくれました(嬉しい!)。

 

今日はもう一つおまけが!

終演後にトークセッションがあったのですが、ゲストが渡辺えりさんだったのです!

観客大喜び。

 

渡辺えりさんと五大さんのお話が面白くて、笑いっぱなし。

ひとり芝居で感動し、トークセッションで大笑いし、なんだか楽しい夜でした。

 

帰りはまだ雨が降っていたので、GOタクシーで車を呼び、お散歩仲間と一緒に帰宅しました。

GOタクシー、便利!

 

 

ランキングに参加しています。 下のアイコンをポチッとしていただけると励みになります。

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 横浜(市)情報へ