ローンの返済は,今後も夫が責任を持って続けていく予定です。
住宅の所有名義もローンの名義(債務者)も夫だけです。
離婚協議書の条項としてどのような文章にすると良いでしょうか。
誤解ありがち度 4(5段階)
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A いくつかの方式について,具体的条項案を示します。
【財産分与;ローン付住宅;離婚協議書条項案】
Q離婚の財産分与で,住宅ローンが残っている自宅を夫から妻に渡したいです。
ローンの返済は,今後も夫が責任を持って続けていく予定です。
住宅の所有名義もローンの名義(債務者)も夫だけです。
離婚協議書の条項としてどのような文章にすると良いでしょうか。
Aいくつかの方式について,具体的条項案を示します。
住宅ローンの残っている住宅を財産分与で譲渡する場合,いくつかの問題点に配慮する必要があります。
解決方法がいくつかあります。
それぞれについて,離婚協議書の具体的条項を示します。
<住宅ローン付自宅の財産分与;離婚協議書条項案>
前提;「甲」=夫,「乙」=妻
1 事後求償権 方式
甲が債権者(抵当権者)に対して負担する別紙債務目録記載のローン債務を引き続き履行する。
もし,甲がその履行を怠り,そのため乙が債権者(抵当権者)の請求によりローン債務を弁済したときは,
乙は甲にその支払額を求償できることとし,甲は乙にこれを支払う。
1’ (「1」に加え)別紙として「銀行ローン支払額一覧表」を添付 方式
甲は銀行に対して負担する別紙記載の住宅ローン債務を引き続き履行する。
甲がその支払期日に履行しないときは,乙が期限を定めて甲に同金額の支払を請求できるものとし,甲は乙に対してこれを支払う。」
2 履行引受+第三者弁済の事前求償 方式
甲が抵当権者に対して負担する別紙目録記載の債務については,その履行方法として甲が乙に支払い,乙が抵当権者に対し,甲に代わって支払うこととする。
そのため甲は乙に別紙目録記載のとおりこれを支払う。
※「別紙目録」=返済計画を記載したもの
3 実体法上所有権移転完了+所有権移転仮登記 方式
<条項全体>
1 甲は乙に対し,本件離婚に伴い甲所有の末尾記載の不動産および本件不動産に係るローンの支払残高(平成何年何月何日現在)相当額金n万円を財産分与することに合意した。
2 本件不動産の所有権は甲乙間の離婚届出の日に甲から乙に移転するものとする。
3 本件不動産についての財産分与を登記原因とする所有権移転登記手続は追って甲乙協議により定めるものとする。
4 甲は,前記所有権移転登記に先立ち,乙が当該不動産の所有権を保全するための所有権移転の仮登記手続をすることを承諾した。
5 これらの手続に要する費用はすべて甲の負担とする。
6 第1項により分与するとしたローン支払残高相当額金n万円也については,左記(毎月の支払額と支払日)により甲から乙に支払う。」
4 債務者変更 方式
→離婚協議書上で完結するわけではなく,金融機関との交渉→承諾取り付け,が必要
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