火災なのに火災保険が下りない~地震保険(地震特約)~ | 法律を科学する!理系弁護士三平聡史←みずほ中央法律事務所代表

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大学では資源工学科で熱力学などを学んでいました。
科学的分析で法律問題を解決!
多くのデータ(事情)収集→仮説定立(法的主張構成)→実証(立証)→定理化(判決)
※このブログはほぼ法的分析オウンリー。雑談はツイッタ(→方向)にて。

みなさんこんばんは。
みずほ中央法律事務所の三平です。

今回は地震保険(地震特約)についての話し。

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クイズ
1 火事でも火災保険が下りないことがある?
2 火災保険でバイク・自転車も補償される?

答えはおって(日本語にすると「後で」とか「後日」とか訳される役所用語)。

前置き。以下は標準的な火災保険・地震保険を前提にしています。各保険商品によって内容が多少異なることもあります。

家が火事になってしまった場合。とんでもない損害です!
でも火災保険が下りないことがあります。
地震が原因の火事の場合です。
でも,地震特約(地震保険)に入っていれば大丈夫。
地震の場合,火災が一気に起きることがあるので,特別枠にしてあるのです。

地震特約に入っていれば,地震が原因となって生じた火事による焼失もカバーされます。
勿論,地震による家屋の倒壊による損失もカバーされます。

ただし,「家に置いておくこと自体が危険」というものはカバーされません。
<カバーされないもの>
 現金,貴金属・骨董品(30万円を超えるもの),設計図・原稿・帳簿などビヂネス用品

さて,自転車はどうでしょう。
カバーされます。家にありがちなものです。
自動車(クルマ)はどうでしょう。
これはNGです。そう,それは自動車保険という別カテゴリの商品がありますので,別枠なのです。
では,バイクはどうでしょう。
なんと!
125ccまではOK(カバーされる),125cc超過はNG(カバーされない)です。

標準的な約款では↓のように書いてあります。

自動車(自動三輪車および自動二輪車を含み、総排気量が125CC以下の原動機付自転車を除きます。)

え!?おかしい?「原付は50ccまでだよ」
気付いたあなたは鋭い!

原付は50ccまでなのか125ccまでなのか?
答え 両方ある。法律によって変わる。

これについてはまた別の話し。

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