長下肢装具(LLB)を知っていますか?

 

私は自力で歩く事も立つ事も出来ないが

長下肢装具がある事で

立ったり歩いたりする事が出来る。

 

一般的な「歩く」というイメージには程遠いが

それでも自分の脚を振り出して進む事が出来るのだ。

 

長下肢装具は下半身麻痺になったからと言って

必ず作る物ではない。

 

立つ訓練をしたい。装具が欲しい。

 

と自分から言わなければ

PTさんから勧めてくる事はあまりない。

 

もう立てない、歩けない怪我であり

車椅子で日常を送れるための訓練が優先であるからだ。

 

障がい者手帳で車椅子を作るのが一般的で

仮に装具を作るとなったら健康保険を利用する。

その場合

一度全額自己負担してから、9割が1〜3ヶ月後に返金となる。

 

拘りがなければ30万円ほどだが

私は拘りに拘ってしまい

80万円の装具になった。

 

リハビリのための装具ではなく、

もっと実用的に使え、ファッションの一部として

見えてもかっこいい装具にしたかったからだ。

 

愛着がわかない物。

拘りがない物は大事にしないし、使わなくもなる。

 

リハビリ期間が終わると多くの人が装具を使わなくなるようだ。

 

それを避ける為にも

自分が自分で身に付けたいと思う装具を作ったのだ。

 

装具を作るにあたっては

義肢装具士さんと何度も微調整を行う。

自分の理想や體とのバランスを遠慮なく伝える。

 

だからこそ良い物が出来る。

 

もっともっとワガママになって良いと思うのだ。

自分の意見を主張して良いと思うのだ。

 

自分に関わってくれている人達

支えてくれている人達と

本気でぶつかれるからこそ見えてくることがきっとあるから。


https://youtu.be/xsCarnK9UpY