リハビリを始めた時

一番最初にぶつかった壁がズボンの脱ぎ履ぎだ

 

脱ぐ事はそこまで大変ではないが、履く事がとても難しい。

そもそも今まで座ってズボンを履く行為をしてこなかった訳で…

 

イメージもわかない。

 

腰を浮かせたくても麻痺しているお尻は浮かない。

身体を傾けてもバランスがとれない。

 

ズボンの上から大きなサイズのゆるゆるゴムのズボンで練習するのだが

それさえもままならない。

 

こんな事で大好きなスキニーパンツが履けるのか?

 

そんな思いで毎日練習した。

 

コツを掴んで出来るようになってきた時に

 

ふと気付いた。

 

大変だった一番の理由が

お尻の肉が邪魔をしてズボンをあげれなかった事なのだが

歩く事、使う事のない日々を送る中で

脚も、お尻も痩せ

肉がなくなってきた事で履きやすくなったのだ。

 

喜びと共に寂しさと現実が押し寄せる。

 

元々、筋トレが好きで美尻を目指していた自分だからこそ…

お尻には自信があったからこそ…

より一層、悲しさがあった。

 

でも、これ以上減らないようにトレーニングを続ける。

続ける理由、目的があるからこそ頑張れる。

 

 

当たり前だった動作が当たり前には出来なくなる。

それでも

人は考える力がある。

柔軟に対応出来る能力がある

 

その事を大きく感じたのが

この脱ぎ履ぎの動作だ。




【下半身麻痺女子】ズボンの脱ぎ履ぎ方法!ベッドとトイレver.をお届けします。
https://youtu.be/RJcpAzeGQYA