車いすになってから初めて世に出てきた2019年。
 
それは怒涛の1年だった。
 
家に戻ってきた時は
病院の充実した環境とは全く違い
「普通に生活する」
というだけで精一杯だった。
 
今思えば
うんぴっぴ爆発も今より頻繁にあった気がする。
気付いていないだけで
心には負担があったんだろな…。
 
でも慣れたかと思えば
痙性が強くなって、痙性を操ることが大変になってきた。
 
そんな毎日の繰り返しで日々が過ぎていく。
 
 
 
あっという間に。
 
そして
ふとたまに気づく。
 
「動かない脚」と共にいることが
「当たり前になってきている自分」
 
動かない
 
という事に"慣れ"てきている自分がいたのだ。
 
その事に戸惑う自分がいる。
 
"慣れる事が良いことなのか"
 
車いすになった自分が嫌。
というわけではないのだが
自問自答が繰り返される。
 
それは正直今でも答えは出ていない
 
 
 

 
8月末にYouTubeを始めてからは
目まぐるしく過ぎる4か月。
障がいを持つという世界に
まだまだ飛び込めてない自分にとっては
新鮮で
知識がアップデートされ続ける日々だった。
 
発信する立場ではあるが
決して私が「障がい者代表」なわけではない。
私自身も知らないことだらけである。
 
だから知る事が楽しい。
 
世の中にはたくさんの人々がいて
本当に人それぞれが生きている。と実感する。
 
 
知れば知るほど
「当たり前に生きている」のは
謂わゆる"健常者"だけではないのだ。
 
 
人という存在がなんなのか。
当たり前の世界はなんなのか。
 
 
そして
 
自分の生きている時間。
 
がどれだけ価値あるものなのか
2020からも
もっと私なりにだが
伝えていけたらと思う。
 
 
1人で叶えられる事ばかりではない
たくさんの人々に支えられ
1の輪を繋げていきたい。