転院後始めての1日が始まる。


6時で検温され8時にはデイルームに行き朝食を摂る。


昨日初めて会った彼に『おはよう』と言う。

今まで1人で食べていたご飯だったが
誰かと食べると楽しい。と久しぶりに感じた朝だった。

 


そんな朝と共にいよいよ、動作と、体内と、心の進化に向けての生活が始まった。


ベッドから車椅子のトランス(移乗)はスライドボードがあれば出来ていたが
看護師さんの見守りがなければ行ってはいけない。と言われ
トランスする度に呼ぶのがとても面倒だった。


毎日午前中に浣腸を使用して行っていた排便は、今後自分で行うことを考え座薬に変更。

 

浣腸だと管がどこまで入ったか認識できない為に
大腸などを傷付けてしまう恐れもある。ということもあり座薬を使用することを推奨された。

『排便管理』
一番の課題でもあるこのワードと本格的に向き合える時が来たのだ。


リハビリも始まった。

リハビリ室はとても広く、車もあり室内でトランス練習ができるようになっていた。



 女性のPTさんが担当で早速トランス練習が始まった。
トランスは腕でお尻をあげないと出来ないために
ここに来てからもプッシュアップの筋トレからのスタートだった。

しかし、プッシュアップのやり方ひとつでも
専門知識があるPT︎は違った。真上に上げるというより

上げてからの後ろへの引き上げが大切になってくるのだった。

 

 



筋肉が効く部分と、効かない部分をうまく理解しながら筋肉を使うのが大変であり

全く動かしていない部分は硬直していた為に柔らかくしていくことが必要だった。
 

40分のリハビリはあっという間に終わった。

 

18時から夕食で、21時まではデイルームで自由に過ごすことができる。
西と東に病棟が別れていて行き来することが禁止されていたが

デイルームは両棟患者が使用するので交流ができた。



 私は西棟で
東棟には切断系の方が多く義手.義足を作成しリハビリをする人が入院していた。

そのため、脊損患者との交流だけではなく切断患者との交流もできる。

 

東棟にも20代の男性が数名いたので

食事後みんなでUNOをした。

 

ゲームをしながらそれぞれの受傷の経緯などを聞いた。

交通事故やバイク事故が多かったが

1人は線路から誤って転落し片足がなくなった。

 

 

今、自分が当事者になったからこそより思うが

事故に合い『生きていた』ということは奇跡である。と同時に

やはりいつそれが自分の身に起こるかわからないんだなとも思った。

 

 

『事故に合わない』保証なんてどこにもなくて
合ったとしたら…。という備えは大切なんだとより感じた。

 


それぞれが自分の怪我に向き合い、もがきながらも進んでいること、
自分だけが苦しいわけじゃない。ということを少しだけ感じれた夜だった。




【インスタグラム】

 

https://www.instagram.com/s.m1c/?hl=ja

 

 

コミニュティを広げれたら嬉しいです。
私でお力になれることがあればご連絡ください

 

友だち追加

 

 

いつもいいね👍

ありがとうございます!

皆さんが読んで頂くことで

より多くの方とシェア出来てる事に感謝しています(^^)