私の世界は

息子ちゃんの世界と

少しだけ交差してる


その交差点の1つが

正義感



本人曰く

「俺、ヒーロー気質だから」




ある時のバレーボールの試合で

点数が間違っていることに気付き

彼は監督に報告しに行った



結局、監督の判断で

そのまま続行になったけど

意見を言いに行ったのは彼1人


先輩も同級生も行かなかった







物怖じすることなく

自分の意見を言える


目上の人にも伝えられる



空気を読んでしまう人が多い中

事なかれ主義が多い中



あれ?と思ったことを伝えるのは



彼が生きていく上で

とても武器になると思う



見て見ぬふりはできない正義感は

私との数少ない共通点




私の場合は

改善するためにどうするか考えて

行動に移す



彼の場合は

考えるより直感で行動




今日は息子ちゃんの誕生日


彼は地球の日を選んで生まれてきた



地球にきて17年だけど

どこか達観している彼は



これからも

ヒーロー気質でいくのだろう









息子ちゃんが高校に入学して数ヶ月


入りたかった高校に入り

高校生活を満喫中



彼はすべてにおいて


何とかなる

というスタンス



私のように心配性の気配は全くなく


大丈夫、うまくいくから!

と心から信じている



心配の概念がないので

前もってシミュレーションとかもしない



そもそも不安がないから

安心したいという気持ちもない





私の思いは全く関係がなく


私に影響されることもなく

彼が彼の道を歩んでいくことを願う







言霊を信じているはずなのに

昔から大事にしているのに


そんなに受験は甘くないよ

と言ってしまう


呪いの呪文のような呪縛



余裕余裕

あなたなら大丈夫

と言ってあげたいのに


逆のことを言って

脅してしまっている



戒めのつもりが

ただの脅し





簡単にうまくいく世界

大丈夫な世界


何をしても余裕な世界

ちょろいちょろいってすんなりと渡れる世界



思考が自分の世界を作る

先に言葉ありき



そうわかっていたはずなのに


大丈夫な世界のことをすっかり忘れて

心配の沼にどっぷりとハマっていた



私の得意な世界なのに

すっかり忘れていた





それを思い出させてくれたのは

受験生の息子ちゃん



「余裕余裕」

「俺ならトップで入れる」

「俺、頭いいから」

「楽勝」

「ちょろい」



彼のよく言う言葉たち



その通り

彼の世界は余裕しゃくしゃくで

いとも簡単にうまくいく世界



何の心配もいらない



何なら心配という概念がない

心配って何?の世界



心配も不安もない

すべてが楽勝に

余裕にうまくいく世界



なんて素晴らしい



私が彼に教えていたのに

今は彼に教えてもらっている



「その自信はどこからくるの?」

と聞いてみたら

「だって俺だから」



根拠のない自信は私譲りというより

ちゃんと伝わっていた



前は私が

「出た!ママの根拠のない自信!」

とよく言われたけど

今は彼がそう言われるなんてね



自信なんて根拠がなくていい


だって大丈夫なんだから





彼は今

大丈夫な世界に生きている



彼には小さい頃から

ちょろいちょろいと言ってきた



あなたなら大丈夫

余裕余裕

根拠のない自信でいい



今は自分に言ってあげよう