今週、資金調達サポート会の会員さま向けに「立地調査の見方」についての勉強会をやります。久々のZOOMセミナーではありません(笑)。もちろん、4名上限で感染対策は可能な限り対応して開催いたします。
ちなみに、私は元銀行員ではなく、流通業出身でして、専門は「フランチャイジング及び小売・飲食の店舗コンサルティング」でした。だから、立地の見方などはある程度の知識は有しています。
ただ、この立地調査ノウハウとは高度な専門知識でして、中途半端な知識では語れないほど深い分野です。
有店舗ビジネスは「立地」が全てと言われています。つまり、裕福立地に出店できれば成功する確率が高いともいえます。
金融機関から融資を受ける場合、審査に立地が影響するのかどうか、といいますと、すると言えばするでしょうし、しないと言えばしないでしょう! 絶対的な審査項目ではないと思います。
だって、銀行員さんが超専門的な立地調査のノウハウを持っているとは思えないからです。(もちろん、勉強して詳しい行員さんもいると思います。)
だけど、裕福立地に出店できれば、それをアピールすることはできます。当然ですが、「なぜ、裕福立地なのか?」について簡潔に分かりやすく伝えることが必要です。誰が聞いても「本当だ、よい立地ですねー」と思ってもらえるレベルの説明でOKだと思います。そうじゃないと伝わりません!!
万が一、出店する立地がよくない場合は、銀行にあえて言う必要はありません。立地について細かく突っ込まれたら、立地環境を補うマーケ対策について、しっかりとアピールすることです。
そもそも、地図と住所とグーグルマップ(アース)をみて、銀行員さんが裕福立地か貧乏立地かなんて分からないと思います!私だって分からないし、現場を見ても完璧に判断することなど、できません。それこそ、専門職の方でないと無理です。
融資支援をしている私たちが、この立地の見方を知っていると、とても得することがあります。相談者に喜ばれます。
たとえば、ラーメン屋さんで開業する方は、この立地は良い立地かどうかなど、イメージは持っているのでしょうが、客観的な分析などはできないからです。
そこで、立地に対するアドバイスもできると、それは喜ばれます!さらに店舗が決まっていない方からの相談を受けた場合は、なおさら喜ばれます。
これは創業支援ばかりでなく、有店舗事業を運営している企業さんからの資金調達、融資相談のときにも、特に威力を発揮します。「この先生は、立地のことも詳しいんだ」と思ってもらえれば、話しもあいますよ。
有店舗ビジネスを展開している企業には、店舗開発の担当者がいます。彼らの手腕によって、業績が大きく影響します。企業のファイナンスにも大きな影響を与えます。それくらい有店舗事業者には「立地」が大切なのです。
融資、資金調達の専門家として、立地調査の基本ノウハウを持っていることはとても意義があります。お時間のある時に専門書を読んでみることをお勧めします。しかしながら、読んでもとても難しいですよー!(苦笑)。
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