三浦春馬さんの不幸なニュースは皆さん、ご存じのことと思われます。
以前、私は相談に乗った社長さまが、自ら命を絶ってしまったことがありました。経営に行き詰まって、相当悩んでいたようです。
思い出すと、今でも息が苦しくなります。また、今まさに、キーボードを打っている指が震えます・・・。
この出来事は、私が資金繰り支援に特化して支援業務をしている、一つの動機でもあります。やはり負債が原因で自ら命を絶ってしまう社長様は少なくありません。
この話は私のHPでも書いてありますので、よかったら読んでみてください。<吉田学の大義・想い>http://www.mbs-con.com/
厚労省「安全衛生情報センター」によると自殺の前兆として、色々なサインがあるようです。
<自殺予防の十箇条>
私が相談に乗った社長様は、当初、奥様から相談を受けて、社長さまからすぐに電話で話を聞きました。
専門家の立場からすると、いくらでも対応可能な状況だったと判断できました。いつでも具体的な相談に乗るし、事業再生の専門家を紹介することもできるので、何しろ「何とかなるから大丈夫です」と励ましました。
その後、直ぐに奥様から「何だか元気が出たみたいです。吉田さん、ありがとうございました」との連絡をもらったので、安心しておりました。
それから一か月後くらいに、奥様から電話を貰って、自ら命を絶たれた・・・と聞きました。
その時、奥様が言っていたことがあります。
・元気になったり、落ち込んだり・・・を繰り返していた。
・自殺する前は、とても元気だったので、自殺するとは思わなかった。
この社長さんは、先ほどの十か条が結構、当てはまっているのではないか、と想像いたします。
今後、コロナ禍による倒産や廃業などが増えてくるとしたら・・・もしかしたら同様の不幸が増えてしまう可能性は否定できません。
(そんなことを口に出してはいけないのかもしれません。)
社長さまの身近な専門家である士業やコンサルの先生、特に「顧問税理士」の先生は、ちょっとだけでもよいので、社長さまを意識して差し上げてください。
具体的にどうすればよいのか・・・私は専門家ではないので、対処方法は分かりませんが、先生たちが、何しろ社長さまにとって身近な相談相手でいてほしい!と切に願います。
とても無責任な発言かもしれませんが、万が一のことを考えて、ちょっとだけでも考慮して下さると有難いなあーって思います。
全国の先生方、どうぞよろしくお願いいたします。
<確認して下さい!>