ちょっと高飛車な投稿かもしれませんが、私、これでもこの業界では、キャリア22年目のベテランですから、ちょっとだけ言わせてください。
コロナウイルス感染症の拡大は、企業の事業活動を大きく制限しております。あらゆる産業が大打撃を受けております。
今、事業者さんが悩んでいるのは何でしょうか?
はい、資金繰りですよね。
そして、今後の再生のことです。
これは、支援する側としては、ビジネスチャンスです。
コロナ関連の資金繰り施策が実施されていますが、一瞬のうちに「資金調達、資金繰り、融資、補助金などの専門家」が乱立しています。
一例ですが、ユーチューブを見てください! 持続化給付金や資金繰り関係で「ユーチューバー」がしのぎを削っています。凄いことになっていますよ!
だけど、これまで資金繰り支援をしたこともない方々が、コロナだからといって、急に専門家になれるのでしょうか?
どうも資金調達や資金繰り、融資などのノウハウって軽く見られているような気がしてしょうがないのです。特に創業融資などはその典型です。
「私の成功率は99%です!」って、HPなどに書いております。
そりゃ、誰が支援しても成功しそうな案件ばかりやっていたら99%になるでしょう(笑)。
ちなみに、私に相談に来られる方は、既に銀行さんから謝絶されている方、赤字、債務超過、リスケ中の方なんて、当たり前です!何かしら問題を抱えている方ばかりです。
別に自慢をしているわけではありません。(何の自慢にもなりませんが!!)
私が言いたのは、やはり資金調達の支援をされるのなら、しっかりとしたノウハウや知識などを持ってからにして欲しいんです。それか、バックサポートを付けてほしいのです。
なぜならば、最終的に被害を受けるのは、中途半端な知識の提案を受けた企業さんだからです。
私は、多くの士業、コンサルの先生方に是非とも資金調達支援をしていただきたい!って思っています。
しかしながら、流行に乗ろうとして、またユーチューブなどのアクセス狙いのために、中途半端な知識で情報発信をしたり、支援したりして欲しくないのです。これは「お願い」です。
もちろん、ほとんどの先生方は、そういう知識がなくても、社長さんからの相談を受けて、先生が自ら勉強をして、さらに関連窓口などに相談をしながら、アドバイスされている先生がほとんどだと思います。私はそういう先生のことは尊敬しております。「分からなくても何とか社長さんのためにアドバイスをしてあげたい」というその一心からだと思います。
だけど、どうしてもそういう信念からではなく、「ビジネスチャンスだから」「アクセスが集まるから」という思いから、この分野の自称専門家になっている方も少なくないのではないか?って感じます。
私、予言します。
コロナが収束したら、一気に専門家が激減しますよ!
だって、私は、これまで「アジア通貨基金、プチITバブル崩壊、経営革新支援法ブーム、東日本大震災、リーマンショック、3大補助金ブーム・・・」など、様々な経験をしてきましたけど、専門家の激増と激減の繰り返しを見てきましたから!
中には、あれだけ派手にやっていたのに、今はどこ??っていう専門家もいます。
また、安倍政権を引き継ぐ政権が、安倍総理ほど補助金(モノづくり補助金など)や創業支援に力を入れない方向性になったら、補助金や創業融資の専門家も一気に減ると思いますよ。そういう方々は次の儲け分野に参入するんでしょうね。(決してそれが悪いことではありません!!)
コロナ収束後には、自称「事業再生」の専門家が乱立するのでしょうか?(やることはリスケ屋さんか!!)
企業の資金繰りは、景気のよい時でも悪い時でも、とても重要なリスクマネジメントなのです。ブームに乗ってちょろちょろって、できるものではない!と主張させていただきます。やるからには、それなりに腰を据えて支援をしていただきたいです。
是非、多くの士業やコンサルの先生に、企業さんへの資金繰り支援をしていただたいのですが、中途半端にやるのはやめていただきたいと切に願います。
しかしながら、日本は自由経済の国です。誰が何をしようと全くそれを否定するわけではございません。
あくまでも単なる私の願いであり希望であります。
<確認して下さい!>