私は士業やコンサルタントの先生に財務・資金調達支援を勧めているわけですが、具体的なノウハウの習得方法について、語ってみようと思います。
シンプルにいうと、以下の4つなのです。
1.独学
2.お勤め
3.弟子入り
4.勉強会・研修参加
1の「独学」が最もお金がかかりませんので、リーズナブルです。やり方としては、書籍を購入して読みまくるのです。しかしながら、これだけでは実践的な支援をすることは難しいでしょうし、時間がとてもかかってしまいます。失敗も多いです。よって、専門家との人脈構築が絶対的に必要になります。
2の「お勤め」は、コンサル会社に入社してノウハウを身につける方法です。これは給料をもらえて、しかもノウハウを身につけることもできます。まさに一石二鳥です。
しかしながら、コンサル会社は即戦力を求める傾向があると思います。よって、全くの素人が入社するのは難しいでしょうね。しかしながら、財務ノウハウがなくても、ビジネスコンサルの経験者なら採用される可能性は高いと思います。
3の「弟子入り」ですが、これは、私にもたまに連絡をいただきます。つまり、「給料はいりませんので仕事のお手伝いをさせてください。」というようなイメージです。付き人ですね。給料はもらえませんが、ノウハウを身につけることができます。
しかしながら、中々これは難しいでしょう。お願いされた側からすると、「どうして無料でノウハウを提供しないといけないの?それに一人で作業した方が楽だし・・・」って思うわけです(特に一人コンサルタントは!!)。もちろん、後進のためにそういう活動が必要だと思っている先生もいると思いますが、かなり懐及び心身ともに余裕のある方でないと、受け入れるのは難しいと想像いたします。
4の「勉強会・研修参加」ですが、お金がかかります。これが最大のデメリットです。しかしながら、お金を出せばノウハウを身につけることができるのです。それに、講師の先生との交流も続けることができるでしょうから、信頼できる相談相手になります。これは、新たな分野の仕事をする際には、本当に心強いですよね?
このように、どのタイプにもメリット、デメリットがあります。自分にあった方法でノウハウを身につけて、社長さんたちのサポートをするようにしてくださいね。それと、財務や資金調達の書籍を数冊読んだだけでは、ちゃんとした支援などできません!これは肝に銘じてください。
今現在、財務や資金調達のノウハウは溢れています。書店に行けば、たくさん入手することができます。ネットで検索すれば、それなりの専門家がたくさんいて、勉強も容易です。そういう意味では、今現在はよい時代だと感じますね!(←個人的な見解です(笑)。)
ちなみに、私は1の独学タイプです。不幸なことに、今のように書籍もありませんでした。業界の先輩もいませんでした。よって、試行錯誤で身につけるしかありませんでした。だから、時間もかかりましたし、失敗も多かったですよ。