こんばんは

さっそく書いていこうと思う。

今回は長いっす。っていつも長いけど(汗)

昨日、ミニ試験的な事があった。
それは、ディスクブレーキのパッド交換とドラムブレーキのシュー交換を10分。

簡単でしょ?

でも、これがまたうちにとってはアウト(汗)

順番・部品の位置・向き・グリスを塗る場所・トルクが覚えられない。

で、授業の後に放課後練習する事にした。

試験があるとは知らない日は、前々回のブログですな。あの先生に教えてもらったやつです。


金曜日。
とりあえず、バラして組む。
その繰り返し。
授業の復習も兼ねる。
何が悪いのか・・・できない。
覚えてないから尚更。
とりあえず、感覚を覚えるための日だったと感じた。

月曜日。
確か、試験の事を知らされたのかな?
その日からマジにやった。
授業の時に、リアを初めてやったのかな。

とにかく資料がなきゃ出来ない。

手放せなかった。

そしてリアが分からなくなった。

しかも、ちょいとプライヤを使う所がありまして。
もし、プライヤで出来なかったら先生が、違う道具を特別に貸してくれる事になってましたが、なんか皆と差別されるというか試験なのに友達と違う条件でやっていいのかなぁ~と思って、借りなかった。

ディスクブレーキを分解する時に、めがねをいくら叩いて?もボルトが緩まなかったから、それを見て言ってくれたのかなと。

で。
授業の時、リアを一回も触る事が出来なかったので放課後。

一応、タイムを計りながらやってみた。

そしたら、ある意味すごいタイムが出た(汗)

悔しいので、何回もやる。

でも、タイムは少しずつは良くなるもののどうしても18分を切れない。

一回、タイム関係なしにじっくりやってみた。

すると、無駄な作業がかなりある事が判明。

無駄な動きが無くなるようにやってみる。

でも、今まで通りやっちゃうのがうち。
数をこなすしかなかった。

しかも、時間が経つとともにプライヤである部品をもちながらスプリングを押せなくなくなってくるし・・・。

めちゃくちゃ悔しい。
なんで、出来ないのかと。
少なくとも、皆とは既に四時間以上は練習してるのに。
こんなんで、本当に10分以内に出来るのかと。
自分の不器用さが身に染みた。
悔しすぎて泣きたい。

やっているとタイムアップが先生から言い渡された。その時には、もうバラす事もできなかった。
練習したい気持ちと、右手の握力にイラついた。

仕方ないので帰る。
練習出来るのがあと1日しかないと思うとかなり焦った。

帰ってきて、資料を見直してみる。
それが精一杯。


火曜日。
1日実習で、そのうちの半分以上練習時間をくれた。最後の一時間は、ホイールシリンダーの分解。

1日が始まって。
同じ班の二人がシューの交換をやってた時に、うちは教科書・資料とにらめっこしていた。

何をやっていたかというと、資料に簡単にバラす&組み付けの順番を自分なりに書いてみた。
部品には蛍光ペンで色をつけて、見てすぐ何に手をつければいいのか分かりやすくしてみた。
注意事項も書いていく。

何やってるの~?
って言われた。

確かに、皆作業してるのに1人だけにらめっこしてたらそりゃ気になるよなww

それを参考に、やってみる。
気づいた事を資料に付け足していく。

午後に、他の人の作業を見てみた。
その手があったかと納得。

そして、真似できる所は真似する。

これで、かなり時間が短縮。

だが、どうしても出来ない事があってそれはどうしようもなかった。
ある意味力。
スプリングをちょっと伸ばして引っかけなければならないのだが、伸ばせない・・・。

あとは、何回もやるしかないと。

でも、数回で練習時間が終了。次のホイールシリンダーの分解へ。

この時、ヤバイヤバイヤバイ・・・としか考えられなかった。

また時間は、放課後へ。
最後の練習時間。

なんと二人が残っていくという。

後からだったんで、工具箱が入っている棚の鍵が開いてなくてうちの工具で3人で交代でやってみる。

お互い助言しながらやってみて、一人一人やり方が違って面白い。

そして、ある発見。

今まで出来なかった、あのスプリングを簡単にかつ早く出来る方法を教えてくれた。

凄かった。

5分以上かかってたやつが、なんと数十秒でできる。下手すると、数秒。
これで一気にタイムは安全圏へ。

持つべきものは、友達・仲間だなって思った!

それから先生が見に来てくれて、何回かやった。8時近くまでやったと思う。

やるべき事は、やった。
でも、一旦ミスしてしまうとパニックになる。
そうならない事を祈る。
また握力がほとんど無くなった右手が回復する事を祈る。

帰ってきてから、友達が出かけようと。
本当は、断ろうかと思ったけど気分転換になるかなと思って、ついていった。

初めてS15乗れたし良かったよ。
ありがとう。


帰ってきてから、資料をまた見る。
思えば、すごい汚れてる。
グリスを触った手で、書いたり開いたりするもんだから・・・。
ツナギも黒くなっちゃったなぁ~・・・。

そんなこんなで。
試験の日。
うわぁ~・・・どうしよう・・・としか考えられない。

待機時間が異常に長く感じる。
いくら深呼吸しても、ドキドキが止まらない。
緊張で手がビショビショ。

自分の工具をフロント・リアに配置し、立つ。
同じ班の一人が同じクルマになって。
「テンション低いよ~!」
と。
確かに、待機時間中に数えるきらいしか話していなかった。

もう、それどころじゃない。

深呼吸し、手のひらの汗を拭いて握りしめた。


試験開始。

でも、覚えてない。
いつの間にか終わって、気づいたら自分の工具をしまってた。

手が震えてたのが、自分で分かった。

それから数分後、続々と終わってきた。

トンッと背中を押され。
「早すぎでしょw」

と。
もう一人帰ってきたけど、マイナスドライバーで刺した?引っ掛かったのか分かんないけど、怪我してたのでカットバンあげた。


それから、最後の組が終わって先生が皆を集めた。講評するらしい。


そこでだった。
クラス全体の事を話した後に、
「個人名を出すのもなんだけど・・・」

と切り出した。
その後に、なんとうちの名前を言った。

タイムは、6分15秒だった。

女の子で、体力も男子に比べると・・・とか。
しかも先生うちが毎回残って練習してた事をバラしちゃった。
クラスで一番早かったのかな?

話を聞いてたら、胸が熱くなって涙がでそうになってた。

褒められてる感じがして。
うれしくて、しかもなぜか放課後の練習の事を思い出した。
悔しい思いしたり、焦る気持ちがあった事。
早く出来るようになりたいのに、頭と身体がついて行かない苛立ち。


何をやってもダメで、バカで出来ないヤツがこんなに出来たと思うと、もう目頭が熱くなってダメだった。
各自解散した時には、もう耐えきれなくて。
うれしすぎる。やったっていう気持ちもあって。

でも、周りの友達が先生のちょっとした説教みたいなので泣いたと思ったらしく、
「大丈夫?」
と、声をかけてくれる。


本当にゴメンね。

恥ずかしくて、嬉し泣きしてるって言えなかった。
だって、たかがブレーキパッドとシューの交換が出来た事で泣いてるなんてさ・・・

バカだよな

自分みたいなヤツでも、クラスの上位になるなんて事があるなんて思ってなかったし・・・
なれるわけないと思ってた。

だって近くに、
何でも出来る友達がいる。
作業に慣れるのが早い友達がいる。
飲み込みが早い友達がいる。

しかも、班で一番出来ないのに代表で作業の話を聞きに行ったり。毎回、大丈夫なのか心配になる。

作業とかしてて、なんかここに居ちゃいけないような気がして。

・・・そう思ってる事もあって。

なんだろう。

なんて書けばいいのか分かんない。

とりあえず、バカです。
弱いんです。

こんな事で泣く弱いヤツって事です。


心配してくれた皆ゴメンね・・・