皆さん、こんにちは。
札幌のFPふきこです。
先日の夜中の地震で寝不足の一日を過ごしました。
我が家は何の被害もなかったのですが、
久々の緊急速報の音と長くて大きな揺れに恐怖を感じました。
寝るためにストーブを消していたところの地震だったので、
ベッドから出てTVをつけて地震速報や津波警報などを見ていたら、
30分程度でどんどん寒くなってきて、
日中の最高気温がマイナスのこともある
北海道での真冬の(特に夜の)大地震は本当に大変だと実感しました。
特に起こると困るのが停電です。
ストーブを含めたすべての家電が電気がなくては動かせないし、
連絡手段の電話やPCも充電が切れれば情報を得ることも出来ません。
以前のブラックアウトの際には車で充電して何とかしのぎました。
我が家はあまりハイテク化が進んでいない家なので、
料理はガス、ストーブも電池で着火するポータブルのストーブが2台、
カセットコンロもあるので、簡単な調理は出来るし、
トイレも手動で流すタイプなので、
家さえ住める状態であれば不便でも何とか過ごせると思います。
ただ、冬は数日氷点下が続くと水道管が凍結して水が使えなくなる可能性も。
雪が降り積もって足元が滑る中、たくさんの水を運ぶのは
想像しただけでも大変です。
青森では地震で灯油のタンクが壊れて中の灯油が全部漏れ出てしまったケースも
あるようです。
電気が使えても、灯油がなくては暖房が使えないし、
漏れ出た灯油が何より危険です。
想像していなかったリスクはまだまだあるのかもしれません。
さらに避難するとなると、
雪が多い中(さらに吹雪などで悪天候だと)かなり難しいと
想像してしまいました。
実家の父が車いすで生活しているのですが、
雪が積もった中で車いすを押すのはかなり危険です。
通院時に雪で前に進まず
力いっぱい押して前にひっくり返りそうになったり、
坂道が凍っていて、押している私ごとずるずる下がってくることも。
津波のリスクがあるところに住んでいたら、
父を連れて逃げられるか、とゾッとします。
ちなみにオール電化のお家に住んでいる知人に停電時どうしていたか聞いてみると、
ソーラー発電の設備をつけているそうで、
昼はソーラー、夜は自動車の蓄電を使っていたので、
「そんなに困らなかった」とのことでした。
オール電化のお家では、そのくらいの対策をしていると、
安心なんだな~、と感心しました。
対策のないオール電化のお家の方が、
電動で開閉するブラインドも開けられず昼も暗闇の中で過ごせないと、
隣のお宅にしばらく避難させてもらったという話も聞いたので。
我が家も電池やカセットコンロのガスを買い足し、
食料品の在庫を確認し、
車のガソリンは満タンにしてきました。
今後の余震に備えて、
落ちて割れそうなものは、
低い位置に移動。
忘れた頃にやってくるのが災害です。
マンションや一軒家、
住んでいる場所、
ペットのいるお家、
介護の必要な家族がいるお家、
小さいお子さんがいるお家、
様々な状況に合わせて、
我が家に必要な対策を出来ることから
やっていくしかありませんね。
壊れた家を再建するのに地震保険で備えるのはもちろん大切ですが、
被害を最大限に防いで生活を守ることの必要性を
再認識した地震でした。
