一般社団法人 日本疾病予防教育協会
代表理事/理学療法士の秋山恵利子です。
子供の身体は大人の縮小版だとおもっていませんか?
赤ちゃんは、
目も見えていない。
ご飯も消化できない。
首もすわっていない。
しゃべることもできない。
できないだらけのままで産まれてきます。
これはまだ、からだの器官が未完成の状態であるということです。
赤ちゃんの「骨」はまだ軟骨の状態で、まだ骨化をしていない状態です。
レントゲンは軟骨を写せないのです、スカスカの状態に見えます。
↑30歳の私の足のレントゲンです笑
↑小児整形外科医のDr.Kのブログより。
http://pedorthoped.blog.fc2.com/blog-category-2.html
かなりちがいますよね!
「姿勢をよくしたい!」
姿勢といえば、脊椎(背骨)ですよね♪
http://kodomo.lolipop.jp/column/sji.html
脊椎はまっすぐではなく、S字カーブということは皆さんご存知であると思います。
このS字カーブも骨が未完成の赤ちゃんでは存在しません。
まだCカーブの状態です。
寝返りやうつぶせなどの運動を繰り返すうちに、
後天的に獲得するものなのです。
まったく、寝返りやうつぶせなどを行うことがなかった赤ちゃんは、
このS字カーブは形成されず姿勢を保つことができません。
姿勢を良い子にしたいならば、
0歳から月齢にあった体の動きをしっかりと獲得していく必要があるのです。
「骨=骨格」の成長は後戻りができません。
6歳までに、7~9割の身体の基礎ができます。
身長が止まった後、
つまり成長が完成した後ではやり直しはできません!
子どもはそのまま成長するとおもったら大間違。
成長するためには、
睡眠と栄養と運動が必要になります。
現代社会では、運動の部分は大きく欠如してきています。
次回は「小学生が骨粗鬆症!骨折が倍増!!」です。
【ご紹介】
↓↓↓
「小児整形外科っていうジャンル、ご存知でしょうか?
こどもが病気になると小児科にお世話になると思いますが、手足などの運動器に異常がある場合、一般の整形外科にかかること多いですよね。
実は、こどもの運動器は単なるおとなの小型版ではなく、診断や治療に対する考え方がまったく異なることが多いのです。
まだまだ日本では認知度が少ない、希少種の小児整形外科医師の一人として小児整形外科をより広く知って頂けたらと思い、ブログを始めました。
私が日常よく遭遇するのは以下のような疾患ですので、話題の中心もそのようなものが多くなると思います。
先天性股関節脱臼(発達性股関節脱臼)、先天性内反足、筋性斜頸、O脚、X脚、内旋歩行・外旋歩行、先天性四肢形成不全、骨系統疾患(軟骨無形成症など)、側彎症
子どもの体や運動について医学的に正しく理解し指導できる人材を育成します。
・2018年3月3日(土)・4日(日) 9:30~16:30
・吹上ホール(名古屋市千種区吹上2-6-3)
(一社) 日本疾病予防教育協会 理学療法士 秋山恵利子
https://www.yobou-jead.org/
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