浜文子さんの詩です。


今日、フェイスブックで、セラピストの友人が、この詩をシェアされていて


とても感動しました。


育児は大変。。。でも、この想いがあれば・・・


将来が心配だったり、疲れてしまったりしても


この幸せをいま味わうことが、育児なのかもしれないって思いました。



私も、こうして欲しかったなぁ。。。母は私が4歳のとき、37歳で亡くなりました。


だからリアルに、ストレートに、響きます。いま、ここ、の大切さ。



私は


母性を、愛情を、


セラピストとしても、母としても、近所のおばちゃんとしても


ふんだんに与えて生きたいな・・・そして、自分にも。



この詩が私に届いたように、また、必要な方に届きますように・・・


ブログでも掲載させて頂きます。




【抱きなさい 子を   浜文子】



抱きしめなさい

子を


育児書を閉じ

子育てセミナーを欠席し



抱きしめなさい

子を


誰にも遠慮せず


あなたの子を

しっかりと


抱きしめなさい



抱きしめなさい

子を


母の膝が


子どもの愁いの


すべてを除く


その時代に



いつか母の膝は


子の悲しみに近づけない日が

やって来る



やがて母の手が

子の涙を拭いてやれない日が

訪れる



きっと来る その日


子が涙を拭う手に

柔らかな記憶の手が重なるように


痛む子の心が

温かな思い出の膝に包まれるように



母よ

抱きしめなさい

子を



もう何もしてやれない日のために


抱きしめる手が

子の未来に届くよう


幾度も 幾度も

抱きしめなさい



母たちよ


やがて別れる者として


あなたの子を

しっかり胸に


抱きなさい