ブログを見てくださり、コメントを下さったり
読者登録して頂いて、毎日、心から感謝しています
先週はメッセージで昨日のブログの感想を頂き、
「読むだけで気付きがあり、ブロック解除したみたいな変化を感じてます」
と言って頂けて、有難くて。。。
「そうだったら、嬉しいもっと書こう~」と、調子に乗りそうです(笑)
ネット社会になって、
メールで何でも済まさずに
電話で声を聞かなきゃ、直接会うことに意味があるんだ、という意見もありますが
文字には、不思議な力がありますね。
私の生い立ちは平凡ではなかったと書きましたが
父とは今とっても仲良くやっています。
それは、間違いなく、メールという伝達ツールのおかげなんです。
父はぶっきらぼうというのか、昭和初期の男の美学を重んじるような「男は黙って」という
コミュニケーション不器用タイプで
若い時は大阪で言う、しゅっとした(笑)クールダンディな感じの人でした。
死に別れのシングルファーザーで哀愁も背負っているのがいいのか、よくモテてました(笑)
優しい人だけど、家では・・・感情的になったら、なんの説明もなく手が出る・・・
それをフォローする愛情表現や褒めることなんて、とんでもないという父は、
母のいない家庭での、娘の私にとっては、情緒的には良い父親とはいえなくて、
反抗心を相当持っていました。
そういう関係での借金地獄でしたから、怒りや溝が深まり・・・
素直になれない、親に感謝出来ない自分を責め・・・
親というのは子供にとって自分の生命の元ですから
そのことは、明らかに私の傷でした。
私が子供を生んで、心の勉強をし、親子の連鎖を学び、
インナーチャイルド(心の中で存在していると言われる幼い頃の私)を癒す作業をし始めた頃・・・
父が、年金生活に入り、節約のために私と同じ携帯にして、ついでにメールを始めました。
私にしかしないメール。一行の用件のみのメール。
でも、その頃から・・・父と私の関係が劇的に変わったんです。
まず私から、面と向かって絶対に言えないこと・・・少し書きました。
最初は、「いつも、メールありがとう、嬉しい」だったかな・・
たぶん幼い頃から、私のほうは「お父ちゃん大好き」とか言っていたのですが
父が照れたり無視したり、怒ったような顔で否定するようにするので、
寂しくなるから、そういうこと、言うのが嫌だったんです。
甘えることが出来ず、でも好かれたくて優等生を目指しながら、
父の帰りが遅い日は「父も死んじゃったらどうしよう・・・」って怯え眠るような
屈折した愛情でした。
父が60歳を過ぎてメールを始め、そのうち、だんだん、
毎日、私の息子、つまり孫の好きそうなアニメの時間、
傘をつい、忘れたと書くと
朝は天気予報・・そんなことを送ってくれるようになりました。
初めて父が、「気持ち」を書いてくれたときは、泣きました。
父の誕生日に「おめでとう。お父ちゃんが生まれてきてくれたから、私が生まれたね。ありがとう」と
照れながら送ったら
「ありがとう、お父ちゃん、りょうこがむすめで良かったよ」
と返信をくれて・・・
信じられませんでした。。。あの時の衝撃?は忘れられないなぁ・・・
今では、私の誕生日には
お花だらけの賑やかなデコメールを送ってくれます(笑)
面と向かってもお互いに愛情表現がスムーズ
私は、ニガテだった父が、大大大好きになりました。
封印していた気持ち、大好き、を
素直に感じられるようになった、というほうが正しいかな・・・
知れば知るほど、優しくて素敵な心を持った父。子供の私は、わからなかった・・・
本当に父の娘に生まれてきて良かった。
だから私は、
メールでも、なんでもいいから、やりやすいことから、出来ることから
少しずつ、自分の気持ちを伝えることは
とっても・・・とっても大切なことだと、思っているんです。