(つづき)
私:解放のための手法のひとつが「書き換え」です。とてもシンプルな原理で、「再体験して新しい感情で上書きする」だけのことです。
私:たとえば、サバを食べてあたってしまうと、「サバはあたる」という思い込みができて、もう二度とサバを食べなくなるかもしれません。
私:でも、もう一度サバを食べて「おいしい!」と感じる体験をすれば、新しい感情が生まれ、「サバはあたる」という思い込みを解放(=手放す)ことができる。
私:これは、どんなケースでも本質は同じです。
私:いろいろなカウンセリングを見ても、やっていることの本質は同じだと感じます。
私:たとえば潔癖症の人に対して「汚い」という思い込みを「大丈夫、汚くない」と少しずつ刷り込んでいく方法がありますよね。
少しずつ新しい感情や認識を上書きしていくという点で、やっていることは同じなんです。
私:ただ、私も心理学を学んで思ったんですけど、顕在意識から切り込んでいくだけでは時間がかかりすぎるんです。なぜって、原因の多くは潜在意識の中にあるから。
そこに直接アプローチしたほうが、ずっと早く変化が起きます。
私:潔癖症のようなケースでも、その人がそうなった「きっかけ」となった出来事を特定し、そのときに生まれた「感情」そのものを書き換えてしまえば、長い時間をかけて「汚くない」と刷り込むよりも、はるかに短期間で変化が起こせます。
私:そうはいっても、心理学の世界では「科学で証明できないもの」は扱わないという前提があので、退行催眠でも0歳までしか遡らず、「前世」までは踏み込みません。
私:そのため、もし原因が「過去世」にある場合には、なかなか本質的な原因に辿り着けず、解放までに時間がかかってしまいます。
私:まあ、仕方のないことです。
すべてはシナリオなので、3次元の世界で「カウンセリング」という手段を使うことになっている人もいるし、過去世を視て解放することになっている人もいますから。
私:Dさんの奥様の場合は、毎回講座で「恐怖心の解放」に取り組んでいるので、過去世が絡んでいるのは間違いないですから、このまま続けていきましょう。
玉ねぎの皮むきのように少しずつ「核」に近づいているハズです。
そうして…!!
この2週間後のD氏の講座で、驚くべき展開となります!
(つづく)