さて、ご自分の解放をサクサクとやっているハルさん。
どんどん「気づき」が増え、どんどん心が楽になり、いい感じで進んでいたのですが。
久々に大きな解放が出てきたといいます。
「大きな」というのは、過去世から持ち越してきた「感情」「思い込み」が今世の人生にも大きく影響しているということです。
ハル:ふたつあるんです。
ひとつは陰陽師のときの過去世です。
自分の能力を過信して、能力以上の未浄化霊を引き受けて。
だけども、その時すでに体は満身創痍だったので、命を奪われ、そのまま倒れてしまった。
ハル:倒れる寸前に、こんなにしんどい思い、こんなに辛い思いをするんだったら、もう嫌だ、こんな思いするんだったら、やらなきゃよかったみたいな。
そういう後悔とか、自分の身を呪っている感じがします。
ハル:もう一つは、自分は努力しないと存在してはいけないっていう感覚。
そのままでいることは許されないってっていうのが出てきました。
「解放した方がいいですよね?」とハルさん。
でも、自分でやるのは難しそうです。
私:じゃあ、誘導しますね。
(と必要な過去世へと退行してもらう)
私:足元を感じてみてください。
ハル:草履を脱いで、草の上に裸足で立っている9歳ぐらいの男の子が視えます。着物を着ています。
私:周りを見回してみてください。誰かいますか?
ハル:ひとりです。
私:そこは草原のようなところ?
ハル:海のそばです。目の前に砂浜、その先に海があります。
私:そこで何をしているんでしょうね?
ハル:何か考え事をしたくて散歩しているようです。
私:考え事をしたいときは、いつもその場所に来るんですか?
ハル:はい。
私:何を考えようと思ったの?
ハル:家族と自分のことについて。
家族は血が繋がっているけど、自分だけ何か違うという疎外感がある。
どうして自分はこうなんだろう?
どうして他の人みたいにうまくやれないんだろう?と思い悩んでいる。
ハル:家族の仲が悪いわけでもないけど、お互い困惑している。
ちょっとした言葉だとか。
自分の言動がどうも周りを驚かせてしまうみたいで。
ちょっとぎくしゃくしている感じですね。
私:考えたことで、その答えは得られたんですか?
ハル:得られてないですね。答えを見つけようとしても見つからず、そのまま家に帰った感じです。
私:その人生が終わるまでに答えは見つかりましたか?
ハル:はい。これといったはっきりとした答えではないですけど。もしかしてこれかもしれないなという、一応納得できる答えは見つけたみたいです。
私:大人になったあなたはどんなふうに生きていったの?
ハル:父親が漁師だったので、自分も後を継いでいます。
魚を捕るための網を作ったりしてるんですけど、とても上手にできて、「お前は手先が器用なんだな」って褒められている。
ハル:初めて周りから褒められて、ようやく自分はここにいていいんだと思えた。
(中間世)
私:魂だけになったあなたには、すべてのことがわかります。
子供の頃に抱いていた疎外感は何だったんでしょうね?
ハル:なんだろう…
生まれ変わった後だから魂は成長しているんだけど、前世の記憶はないので。
ハル:周りの魂はまだ若くて、自分だけが成熟しちゃってる。
自分とは違う周波数のところに、ポンと生まれちゃって戸惑ってる感じ。
ハル:それを理解できる人も周りにいなかったし、相談できる人もいなかった。
ああ、なるほど。
同じような感覚を抱く人はけっこういます。
以前、生徒の娘さん(中学3年)も、同様なことを言っていました。
小学生のときから、クラスメイトと話が合わない。
こんな子供たちの中にどうしておばさんの自分がいるんだろう?という違和感が拭えなかったそうです。
皆がキャッキャッと話すアイドルや漫画などの話にも興味を持てず、でも、話を合わせないと一緒にいられないので苦痛だったと。
かくいう私もそうでした。
子供のころから周りと同じように「生活」はしていても、なんだか周りと違うという違和感。
いつも
「人間って、こんなふうに考えるんだ」
「人間って、こんなことするんだ」
って。
今となってみれば、「人間って…」と思うこと自体が変なのですが。笑
私:(ガイドに聞く)
同じようなことは、いろんな人に起きてるんですか?
ハル:起きている、って。
考えてみれば、魂の経験値というのは人それぞれなわけです。
肉体年齢は生まれた時を「0歳」として、そこからカウントしていきます。
が、魂年齢(魂の転生回数)は、オギャーと生まれた時点で、人によって100回だったり、200回だったり、異なります。
私:転生を繰り返して経験値を積んだ魂が、ちょっと周波数の低い世界に生まれたとしても、それを感じない人もいると思うんですけど。
私:疎外感を感じる人と感じない人の差は何かしら?
ハル:人によって違うけれども、要は楽しんでる。
周りと違う、その違いを楽しんでいる魂もあれば、それに戸惑う魂もある。
特に日本みたいな国では、戸惑いを感じやすい。
私:なるほど。
じゃあ、 別のことをお聞きしますね。
私:今見ていた男の子の過去世と、先ほどの陰陽師の過去世とは、どんな関係があるんですか?
ハル:並行世界。パラレルワールド。
同時存在している、ってきます。
私:共通点は、どちらも周波数の違うところに生まれているから周りの人よりは能力があるって事ですよね。
漁師のときは戸惑いながらもなんとなく生きて。
周りから網のこととか褒められたりして。まあまあ自分なりに居場所を見つけたみたいな。
私:陰陽師のときはその能力を活かして生きようとして、無理して自滅したみたいな。
私:つまり周波数が違う世界に生まれた時にどういう人生を送るか、なんですね?
ハル:そうみたいですね。
5次元的にはどの人生もパラレルですけど、この3次元的な時間軸だと、漁師の過去世の後に陰陽師の過去世です。
私:そうか、だから最初の時は疎外感を感じてどうすればよいかわからず、なんとなく普通の人と同じように生きて。
次に転生したときは、その疎外感を活かす生き方を選んで、「能力」という形で自分の居場所を与えられたけど、疎外感の部分だけを追求していったら自滅したってことね。
ハル:そうですね。
たぶん漁師の道に進んでなかったら、その過去世でも自滅してたと思います。
でも、疎外感を受け入れつつ、網を作って褒められたりして、なんとか自分の居場所を見つけられた。
ハル:次の人生では今度は能力を求められすぎて。
求められたはいいけれども、その期待に応えようという気持ちが強すぎて自滅している。
私:じゃあ、今度は周波数が違う世界に生まれても、それはそれで魂が喜ぶ生き方をしたらどんな人生を送れるのか、それを見に行ってください
ハル:最初の男の子の書き換えみたいです。
木に登ってるのが見えます。
大人が危ないからやめろって言っても、「いや、登りたいから登る!」みたいな。
自分がやりたいことをやってる。
ハル:登った木の上で、見たことのない景色を見て喜んでいる。
自分の能力がどうとか、周波数が違うとかっていうのは、全然気にしてない様子ですね。
思うままに行動している。
私:そういう子供がもし陰陽師のような役職についたら、どんなふうに仕事をするのか、それを見てください。
ハル:破天荒ですね。陰陽師って、公務員みたいな型にはまったお役所仕事だと思うんですけど。
型にはまらない。
ハル:例えば会議があっても出ない。
さぼり癖がすごい。
でも、肝心の時にはちゃんと現れて。
その場でのピンチを救ってくれるみたいな。
だから周りの同僚には呆れられながらも、「あいつバカだけど、できるからな」みたいな。
評価を上げてますね。
私:そういう生き方はどうですか?
ハル:型にはまらなくて、すごい楽しそうです。
書き換えます。
私:今、「上」からきたメッセージなんですけど。
(つづく)
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