(つづく)
5歳の「きっかけ」の場面へと誘導します。
みゆき:主人のお父さんが視えます。
お母さんにすごい怒りと憎しみを抱いてます。
私:何がありましたか?
みゆき:(主人が)「あの話」って言ってます。
えっと、夫が幼稚園の時に盲腸で入院したんですよ。
みゆき:お父さんが仕事帰りに病院に駆けつけたら、ずっと付き添ってたお母さんが、「私は疲れたから、あんた看てて」って、コーヒーを飲みに行ったそうなんです。
みゆき:お父さんは仕事で疲れてるのに、自分のことをいたわってくれないって、怒りがものすごいふつふつ湧いてきて。
私:ご主人は子供ながらにその様子を見ていて分かっているわけですね?
みゆき:はい。それがきっかけでお父さんがお母さんにすごい怒鳴ったり、バカにするようになって。
みゆき:お母さんはお母さんで、自分の子供を理想通りに育てるために、「こうするべき」って自分の価値観を結構押し付けるようになって。
私:じゃあ、根っこはきっとお母さんですね。
お母さんの中の「こうあるべき」っていうサブパーソナリティを呼び出してみます。
みゆき:女の子が出てきました。
過去世が関係しているみたいです。
その過去世へ誘導します。
みゆき:お母さんはそのときも女の子です。
その子の両親から「跡取りが必要だから男の子で生まれてほしかった」っていう思いがものすごく強く伝わってきます。
みゆき:「男の子だったらよかったのに」って言いながら育てられたみたい。
私:それと「こうあるべき」っていうのと、どういう関係が?
みゆき:「自分は男の子で生まれてくるべきだったのに」みたいな。
私:ああ! そういうことか!
じゃあ、根っこはその過去世のときのご両親なんですね。
みゆき:世代間連鎖みたいなのがあるんでしょうね。
今世でもお母さんは男兄弟のいない、姉妹だけの家庭で育ってるんです。
みゆき:そういえばスカートとかも全然履かないし、髪も昔からずっとショートカットでお化粧もほとんどしない。
生まれてきた性別が、親や周囲が期待した性別と異なる場合にトラウマになることがあります。
生まれてから「男の子だったらよかったのに」と言われる以外に、お腹の中にいるときにそんなふうに言われたことも、本人には大きく影響します。
胎児のときは、外の世界の声が全部聞こえているからです。
記憶にはなくても、潜在意識にはそのときの感情が残っていますから、「男に生まれてくればよかった」「女に生まれたくなかった」と思う人もいますし、お腹の中にいるときに自分を否定されたことで、「生まれてこなければよかった」とさえ思ってしまう人もいます。
でも、すべてはシナリオです。
男であろうが、女であろうが、それなりに必要があってその性別で生まれてきているのです。
私:(当時のご両親に)あなたたちが「男の子だったら…」と言ったことで、娘さんがどれほど苦しみ、転生してもその苦しみを抱え続けているか、今この話を聞いてわかってもらえたなら、ここから書き換えをしてあげたいと思います。
生まれてきた子はみんな幸せであっていいのですから。
書き換えを視ます。
みゆき:女の子に生まれたけど、ちゃんと自分には自分の個性があることに気づいて、男女とか関係なく自分という個性を大切にできるようになったっていうストーリーが浮かびます。
私:ご両親は我が子が女の子で生まれたことに対してどうですか?
みゆき:最初は男の子がいいと思っていたけど、娘の個性を認められるようになって、 なんかもう男女なんて関係ないわって思ってる。
大事な命だからっていうふうに変わっていってますね。
私:それに書き換えたあと、先ほどの病室の場面に戻ると、今度はどんなストーリーになっていますか?
みゆき:コーヒーを飲みに行くのは変わりないんですけど、お母さんが「あんたも疲れてるよね。コーヒー飲んできたら?」ってお父さんと交代してます。
私:お父さんはそれを聞いてどうですか?
みゆき:「おお」って返事してますね。
最初はムカムカしてたんですけど、交代で行こうって言われて、スッと収まってる。
私:私にも同じようなヴィジョンが見える。
みゆきさんと繋がってますね。笑
私:お母さんが、「疲れたからちょっとコーヒーでも飲んできたいけど、あなたにもテイクアウトで買ってこようか? それとも交代で行く?」って、ちゃんと相手のことも聞いてあげてる。
私:お父さんは子供が心配だから、「じゃあ、テイクアウトでお願い」って。
私:今、ストーリーが書き換わってますけど、トゲトゲちゃんはどうなりました?
みゆき:引っ込みました。
私:トゲトゲちゃんも、もう(ご主人の中にいる必要がないから)光の世界に帰してあげていいですよね。
(と帰す)
最後にご主人をきれいな光で包むイメージをします。
私:面白いですね。
今世だけのキャラで見ると、「なんでそうやって切れるの?」なんだけど、過去世からずっと我慢して頑張ってきたことを思ったら、「本当によく頑張ったね」ってなる。
みゆき:そうですね。
私:未来で素敵なお嫁さんに出会って、こうやって解放してもらえるんだから、人生って捨てたものじゃないですね。
みゆき:笑
私:ご主人のハイヤーセルフさんにお聞きます。
これで大丈夫ですか?
みゆき:ニッコリしてます。
私:ハイヤーセルフさんにお聞きしたいんですけど。
あの人いつも穏やかなのに、たまに切れるんだよねっていう人を紐解いていくと、こんなふうに原因が過去世から来てたりするわけじゃないですか。
実はみんなが気がついてないカラクリがある、みたいな。
私:今日それを見せてくれたのは、みゆきさんがこれからこういう類の解放をやっていくからですか?
みゆき: そうだねって言ってます。
私の役目として世代間連鎖の解放がある。
とは言っても私だけじゃなくて、配偶者にモラハラ受けてるとか、代々インナーチャイルドが傷ついてきてる人で、私みたいにスピリチュアルに興味がある人は、みんなそういう役目は持ってるって言ってます。
みゆき:今は世代間連鎖を止めて平和な世代に移り変わる時期だって。
私:なるほど。
さて、サブパーソナリティセッションは終了です。
みゆき: なんかすごく不思議でしたね。
私:いろんな要素が絡み合ってましたよね。
原因を紐解いていると、前世、前前世……ってどんどん掘り下げていくことがありますけど、メモを取りながらやらないと、いざ大元を書き換えたあと、最初の過去世まで戻ってこれなくなる。
あれ? どこに戻るんだっけ?って。笑
私:過去世リーディングのときにサブパーソナリティは便利だから、ぜひ組み合わせて使ってみてくださいね。
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