(つづき)
「回避・制限性食物摂取症」を1時間で治療するロンドン在住の先生がテレビで紹介されていました。
回避・制限性食物摂取症というのは、原因はわからないけれど食べものをごく少量しか摂取できなかったり、特定の食べものの摂取を避けたりすることを特徴とする摂食障害なのだそうです。
それをたった1時間で治すというのです。
患者は果物を一切食べられない女性です。
どうやって治すんだろう? と興味津々観ていたら……。
最初の40分間はず~っとお話だけ。
それも潜在意識に関する話です。
かいつまんで言うと、自分の潜在意識が「果物を食べてはいけない」と間違った認識をしている。
でも、潜在意識の主役は自分なのだから、その間違いを指摘し、正しい指示を出してあげればいいというもの。
それを、様々なたとえ話を使いながら、本人が理解、納得するように進めていきます。
その後、10分間、部屋を暗くしてリクライニングチェアに横たわり、心の準備。
(催眠療法を使い、暗示を入れているのかな~)と推測。
このあと、なんと、持参した果物を次々と食べていました!
すごい、本当に1時間で治ってる!
ポテトチップスにしか「味」を感じないため、20年以上1日5~10袋のポテトチップスを食べて生活している女性も、同様の治療を受けて1時間後にはベーコンのサンドイッチを実食したそうです。
番組が終わると、生徒のYokoさんから電話がかかってきました。
Yoko:マサコさん、今の、観ました?
私:観た、観た!
Yoko:あれ、私たちもできるんじゃないですか?
私:私もそう思った!
潜在意識の概念を変えているんだものね!
手法は違うけど、原理は書き変えと同じじゃない?
でもさ、みんな治るのかな?
治らない人はいないのかな?
Yoko:摂食障害って、生死にまで関わるものじゃないですか。
あそこまで時間とお金を使って来るわけだから、本人にも「絶対治す!」っていう強い意志がありますよね?
だから治る確率が高くなるんじゃないですか?
私:そっか! それは大きいよね?
そうなのです。
本人の「絶対治す!」という意志は重要なのです。
「本当に治るのかなあ?」ではなく、「絶対に治す!」
という具合に盛り上がったのですが……。
このような経緯を経て、はたと思ったのは、クリニック(=「過去世診療所」)でやるのは、こういった「苦手・恐怖症の解放」なのでは? ということです。
この8年間で何千件という体の不具合、人間関係、心のもやもや、葛藤、苦手なものの解放などをやってきました。
解放は潜在意識の断捨離のようなものです。
私たちのやっている「解放」がお役にたてるのなら、こんな嬉しいことはありません。
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