チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です
「子どものお母さん達の集まりや、他の場面でも、
私、言い方がきついって言われてしまうんです。
もっと言い方を考えると良いよって言われてしまうのですが、
私、間違った事は言ってないと思うのです」
と、3人のお子さんのお母様、Hさんからご相談を受けました。
Hさん、とってもまじめでいらっしゃるのです。
しかも、間違った事は言わない、とっても誠実な方。
しかし、この間違ったことではない、正しい事を
真面目に、きっぱりと言われると、
傷ついてしまう方、結構多いです。
特に子どもは、お母さんからそういう言い方をされると、
何も言えず、黙るしかなくなってしまいます。
では、どんな言い方をすれば良いの?と思いますよね。
ここで、言い方だけを変えようとしても上手くいきません。
根本的な解決にならないのです。
言い方は、表面の現象に過ぎません。
なぜ、相手が傷ついてしまう位のきつい言い方をしてしまうか?
を考える必要があります。
この時、Hさんは正しい事を伝えたい!
という、熱意に燃えていたのだと思います。
熱い思いが先立ってしまうと、人は視野が狭くなって、
周りが中々見えづらくなるものです。
そして、自分の思いが先行して相手が発している、
不快な思いの表情に気づかなくなってしまうのです。
冷静な時は、人は相手の表情から気持ちを察することができます。
日本人は、特に察する事が得意です。
言葉と心は密接に関係しているのですね。
ママ友やお子さん、旦那様に、何か伝えたい!と、熱い思いがこみ上げた時、
一度深呼吸。
一息おいてから、落ち着いて伝える事を心がけたいですね。
会話は、心と心のキャッボール。
ご自分と相手の心があるからこそ、成り立つのです♪
