チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です
前回の記事
「お子さんの問題行動に隠された、本当の気持ちに蓋をしないで!」
の続きです。
前回の記事では、
目の前のお子さんの問題行動は一現象に過ぎない。
その姿に隠された、お子さんからの大切なメッセージが潜んでいる。
とお伝えしました。
例えば、お子さんが目の前で泣いています。
泣くことで、お子さんが必死にメッセージを伝えようとしているのですが、
分からない大人は必死に、泣く事を止めさせようとして、
お子さんの気持ちを他の事に反らせようとする。
しかし、お子さんにとって全く問題解決にはなっていないのです。
臭いものに蓋をしただけ
の状態。つまりお子さんからしたら、出したい自分の本当の気持ちに、蓋をされてしまった状態なのです。
では、目の前のお子さんの問題行動を解決するには、
どうしたら良いのでしょうか?
それは、ズバリ!
蓋をするの反対。
全て出させるのです。
まず、泣きているのであれば、
「好きなだけ泣いて良いよ」
と、泣く権利をお子さんに保障してあげ、
泣き止むまで、大人はひたすら待ってあげるのです。
そして、泣き止んだ時がポイント。
そこを逃さず、声をかけてあげます。
「悲しかったの?
何がいやだったの?」
と、お子さんが気持ちを言葉にできる様に、
丁寧に気持ちを受け止めてあげて欲しいのです。
つまりは、蓋をするのではなく、
言葉で気持ちを全部出し切れる様に、
大人がサポートしてあげるのです。
気持ちを言葉で出すことにより、お子さんは
嫌な思いを消化する事ができます。
つまり、気持ちを引きずらずに済むのです。
もちろん、まだ言葉でうまく伝えられないお子さんの場合は、
代弁してあげる必要がありますね。
代弁してあげだ時、必ずお子さんがアウム返しできる様な、
簡単な言葉で代弁してあげてくださいね。
そして、お子さんがお母様の言葉をオウム返しする事で、
何だか分からないけどモヤモヤする気持ちから、
本当の自分の気持ちに気づく事が出来るのです
ここ、かなり大切なポイントですよ!
一つ一つのお子さんの行動に、全てこんな対応はできない!
と思うかもしれません。
しかし、これも慣れなのです。
習慣化してしまえば、当たり前になります。
当たり前になれば、お子さんの人生もお母様の人生も、確実に変わります。
習慣化するまでは、意識して行う事が必要です。
まずは、意識する事から始めてみませんか?
