チャイルドカウンセラーの白鳥夏帆です
「ケンカしちゃダメよ」
「友達に優しくするのよ」
朝、園でお子さんと別れる時や、
友達と、さあ今から遊ぼうという時に、
お母様やお父様が良く言われる言葉。
その言葉を聞くと、私は「どうしてかな?」と思います。
大人から見ると、我が子が友達と何事もなく、
仲良く遊んでいる姿を見ると安心します。
しかし、失敗しないで成功する事は可能なのでしょうか?
1度も転ばずに、自転車に乗れるようになる子どもはいるのでしょうか?
転ばないで歩けるようになって、走れるようになる赤ちゃんはいるでしょうか?
失敗は成功の母。
子ども時代に沢山失敗した子は、その後成功する人が多いのではないでしょうか?
人間関係も同じ。
沢山ケンカして、沢山悲しい思いをして、
時には、叩いたり、叩かれたり、痛い思いをして、
沢山仲直り。
沢山お友達と遊んで、楽しいね。嬉しね。
また、遊ぼうね。
そんな気持ちをどれだけ友達と共有し、共感できたかが、
その後の人生において、人間関係を豊かなものに出来るかに影響していくのです。
私達大人が見守っていられる、この乳幼児に、
沢山ケンカして、沢山仲直り、
「友達っていいね。大好き♡
また、遊ぼうね」
そんな気持ちを沢山育てていきたいと思うのです。
失敗させないように先回りするのではなく、
子どもたちの失敗をサポートするのが、私達大人の役割なのではないでしょうか。


