星野リゾートトマムが、カボチャではなくジャガイモを使ったハロウィーンイベントを開催するそうです。
以下、日経新聞より引用。
星野リゾートトマム ジャガイモでハロウィーン
複合リゾートの星野リゾートトマム(北海道占冠村)はカボチャではなくジャガイモを使ったハロウィーンイベントを10月1~31日に開催する。あえてジャガイモを使うことで北海道らしさをアピールする。収穫体験ツアーなどもイベントに合わせて売り出す。
期間中は毎日午後3時から7時まで、敷地内でたき火を囲みジャガイモを食べながらアコーディオンの生演奏を楽しめるイベントを開く。帯広市周辺の農場に行きジャガイモを収穫して、その場で揚げて食べられるツアーなども実施。ジャガイモをかたどったステッカーやクッションなどで装飾した「じゃがいもハロウィンルーム」に宿泊するプランも売り出す。
一般社団法人日本記念日協会(長野県佐久市)の推計によると、昨年のハロウィーンの市場規模は1345億円。バレンタインデーの1340億円を初めて上回った。星野リゾートは人気が高まるハロウィーンに合わせてユニークなイベントやツアーを企画し、宿泊客の増加を狙う。
新聞記事にあるように、日本ではハロウィーンイベントが定着してきて、今では1345億円の市場規模があります。
このハロウィーン時期に、カボチャのお化けのキャラクターを付けるだけで、売り上げがアップするというニュースも流れています。
ただ、星野リゾートトマムの戦略は、『ハロウィーンといえばかぼちゃ』という世間一般に浸透したイメージではなく、北海道特産のジャガイモをアピールするというもの。
ハロウィーン時期にかぼちゃでは、ライバルに埋もれて目立ちませんが、どこも採用していないジャガイモを敢えて採用することにより、メディアに取り上げられる可能性を高めてビジネスにつなげるプロモーション戦略といえるでしょう。
この星野リゾートトマムの戦略に学ぶなら、世間に浸透しているメジャーイベントに地域の特産を絡めて認知度や売り上げアップを図るというプロモーション戦略に応用できそうです。