生まれた時から「おんな」は始まる。
女は、いつ、「おんな」に目覚めるのだろうか。
人間の性意識には、セックス(生物学的性別)とジェンダー(社会的性役割)の2つの側面がある。
現代はジェンダーを選べる時代で、性を超えるタイプの台頭もあり、結果、性意識が多様化。「男心」「女心」が錯綜し、消費スタイルも多様化している。
育ちゆく過程で、男女の社会的役割を学んだり、仕事をする中で、女子も男子バリに働くことや、ダイバーシティ思想などにより、ジェンダーの区別がつきにくくなっている、いや、区別をつけないようにしている、というのが現代であると思う。
だが、うまれもった生物学的性別ってのは、なかなか強い。
今朝、息子を連れて保育園に行くと、いつも息子を可愛がってくれる2歳と3歳のおねえちゃんがいつもの通りに息子のところに駆け寄ってきた。
「がっくん、おはよ~」
息子もハイハイをして、おねえちゃんのそばに近寄る。
まだちいさいおねえちゃんは、息子を抱きしめると、いいこ、いいこをして、周りから離れない。
まだ、私から見ると”あなたも赤ちゃんなのに”と思う小ささのくせに、いっちょまえに、「赤ちゃん、かわいい~」なんて言っている。
それがひとりじゃなくて、3,4人息子にまとわりつき、みんなで一斉にいいこ、いいこをしているのだ。
まだ、自分だって赤ちゃんのくせに、もう、自分より小さな子供をかわいいと思うという「母性」が目覚めているのだ。
その証拠に、2,3歳の男子たちは、まったく赤ちゃんに興味なし!ひたすらおともだちとかけっこしたり、おもちゃを奪い合ったりして遊んでいる。
女の人の母性は、生まれた時からあるのだなあ~。と感心。
まわりが「おんなの子」に育てるのではなく、心の中にある「おんな」の部分が母性なのかもしれない。母性とは、本能の一部なのだ。
確かに、子供が生まれる前は全く赤ちゃんに興味が無かった自分も、目の前に現れた瞬間から、もう、とりこになっている。本能と言うのは、強い。
しかし、ほんと、今朝は、人生10ヶ月目にして、最大のモテ期を迎える息子ちゃんだった。
ベビーのくせに、女の子のハートを掴んでいるそのテクニック、うらやましいぞ
!
3歳の女の子に、「大きくなったらがっくんと付き合ってくれる?」と聞くと、
「それはどうかな?」とニヤリと笑う。
わ~。すでに、女だあ~。駆け引きのノウハウを心得ていらっしゃるー。
まだ、社会的性役割を意識しない子どもも、生まれながらにして女の子が好きなものが好き。
これって、面白いなあと思った。
そこで、子供のおもちゃ業界の商品について考えてみた。
子供のおもちゃというのは、誰が研究したのか知らないが、性別別にくっきりと商品群が分かれている。
女の子用にはお人形や、きらきら光るビーズや、おままごとセットなどが多く、
男の子用には車や、電車やロボットなどが多数用意されている。
見ていると、子供たちも、同じおもちゃ箱に男女用それぞれに似合うだろうおもちゃが入っているというのに、女の子は女の子、男の子は男の子用に作られたおもちゃを手にとっているように見える。いや、はっきりとその傾向があるといってもいいかもしれない。
対して、ジェンダーフリーの教育を受けた後の、大人用の商品はというと、これからは、ジェンダーを超越した商品にヒットが生まれるような気がする。
今まで女性用の商品群に、男性用の物が出てきたり。
⇒例えば、家事も育児も平等負担のいまどきパパの為のカッコいい育児グッズ
⇒男性のエステブーム
今まで以上に性差を強調するようなものもヒットするかもしれない。
⇒例えば、少年時代の夢を強調するような高性能スポーツカー
⇒女性ONLYのフィットネスクラブ
⇒デコ携帯
と、そんなくだらない「男と女」について考えた通勤電車。
いつもより早く会社に着いたような気がするぞ。