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娘は、発達が早く、幼稚園の年中から年長に飛び級しました。それに対して、2歳の息子は発達遅延から障害者認定。現在、早期療育を週に7時間,英語で受けており、アメリカで手探りの育児奮闘日記です
アメリカで子育てしていたら、色んなお母さんと色んな子供達に会います。特に私が住んでいる所は人種の坩堝と言われており、アジア人、白人、ラテン系、黒人ETC。。。様々な人がいて、色んな人の育児を見ることができます。そして、更に、詳しく言うと、健常児、障害児等、幼稚園や集団療育で色んな子が見れるので私なりに編み出したonly oneの育児論です
本日のテーマは【自己肯定感とペアレントトレーニングについて】
まず、アメリカに来て、子育てをしていると、こちらのお母さんや先生のおおらかさにビックリします。日本人は結構、子供に怒ったり、他人の目を良く気にしますが、アメリカ人の親はまず〝良く褒めます”これはどうでもいい事でも〝GOOD JOB!” 〝You did great"と大袈裟に褒めています。
常に褒められて育つ子供は自信満々で(いい意味で)自信過剰(日本人の私から見たら)。アメリカでMBAや仕事を始めた時は、その自信過剰なアメリカ人にウンザリしてましたが(課題ができない、納期を守らない等)。その時はイライラしてましたが、子育てをする上で、これはとても重要なことに気づきました
なぜなら、自己肯定感が違うからです
アメリカ生活が長いとは言え、私は純日本人家庭で育ち、怒られて育ったので、上手に子供を褒めるのが照れくさいのが本音。実は、アメリカ人のお母さんが大袈裟に褒めているのをシラーと見てました日本では最近、短所を直すことより、長所を伸ばすことに注目されていますが、私が育った時は、よく怒られてました
そして、発達が早い娘には無意識のうちに期待し、怒ることが多く、いつも【もっと出来るでしょう】と期待してしまい、娘が一時期荒れました
いつの間にか、褒める事を忘れていた私は幼稚園の先生に呼び出しをくらい、学校で荒れている娘の姿を聞いて驚愕息子が他害で荒れており、私もストレスを感じて、全身に謎のブツブツが出来たり、うつ病一歩手前で、睡眠不足、食欲不振と絶不調オンパレード先生とも娘とも、色々お話しして、娘と二人でデートしたり色々娘の良い所に注目して褒めるように心がけました
褒めることが苦手な私は、息子の早期療育で専門家(言語聴覚士、作業療法士、ABAテラピスト、集団療育の先生方)が発達の遅い、息子をどのように褒めているか観察。わかりやすい例で言うと、娘に1を教えても息子は15教えなければ理解できないので、単純に計算すると、娘は15回分も褒められる可能性があるのに、まったく褒めてなかったことに気づきましたそして、褒められる事が少ないはずの息子もちゃんとテラピーで褒められているので、そのタイミングを見て、私もプロの真似をしながら娘を褒めるように心がけたのです息子のテラピスト達にも娘の事を相談し、ペアレントトレーニングを受けて、私の意識改革が始まりましたあと集団療育で母親だけのグループテラピーで色んなお母さんの悩み事を聞いたり、それに障害者専門のマリッジカウンセラーがどう答えるかという事も参考にしてます。(やはり、プロはすごいですね)
もちろん、何でもすんなり、うまくいったのではなく、私も試行錯誤。ある日、夢で幼い頃の私がいて、どれだけ頑張っても褒められず、仕事で忙しかった親に“100点とって当たり前“、スポーツで1位になっても褒めてもらえず、私は泣きながら目覚めました夢で見た小さな私は娘そのもので、私が親から一番、欲しかったモノが意図も簡単に娘が手に入れると考えるだけで嫉妬した事も(当時、息子の他害で精神状態が悪かった)そういう複雑な感情と向き合いながら、自分の気持ち、過去と向き合いながら、気持ちの整理をつけました(これもセラピーの一部)
そしたら、娘がグングン成長して、幼稚園で飛び級出来る程、色んな能力があがりました。言語能力、身体能力、手先の器用さ、そして社会性も成長しました
一学年上のクラスでも問題なく、(むしろ、課題を一番にこなすそうです)過ごし、先生もベタ誉め
そして、ギクシャクしてい親子関係も修復。息子は障害児で色々、大変なのですが、娘の【もっと私も見て!ママ】と言う重要なサインを見逃さなくて良かったです
自己肯定感って自信にも繋がるし、本当に大事だな~と実際に体験して思いました
【褒める】たったこれだけの事なんですが、実行してみるとすごく難しいです。しかも他に兄弟がいたり、子育てでイライラしているとすごく難しい私は頭でわかってても【怒るより褒める】という切り替えが出来るまでかなり時間がかかりました
まず、第一歩として、お子さんの良い所を一つ見つけて、褒めてみませんか?【今日、ご飯全部食べたね】【宿題、ちゃんと自分でやったね】とか些細な事でもいいですちょっとずつの積み重ねで大きな変化になりますよ
自己啓発本や育児本とかに、“他人は変わらない、変わるのは自分“,“育児は育自“と良く書かれていますが、身を持って体験しましたこれは本当に名言
次回は、【バイリンガル育児のコツ。ステップアップして、娘が幼稚園の先生にマルチリンガルOk!と言われるまで】です。(アップしたい記事がたくさんあるのでしばしお待ちを~)