儂的には内容は決して悪くないと思うのだが…あまりにも原作とかけ離れていると言った感じ。
「聖闘士星矢」は世界的にアニメがヒットして国内外でもファンが多く、国内では今なおスマホアプリやパチンコで人気のあるコンテンツでもある。40年前の原作を知る儂ら世代の50親父にも馴染みの作品であるため、オールドファンを蔑ろにした、そしてハリウッド重視の作りが大コケとなったのではないかと勝手に想像する。
この映画、千葉真一の息子である新田真剣佑が主演のハリウッド映画デビュー作で、流暢な英語に、とにかくカッコいい。
聖闘士星矢として見なければ、多分大ヒットしていたはず…それだけに残念で仕方ない。
タイトルに「The Beginning 」とあるだけに、今後シリーズ化を視野に入れての作品だったと思うが、制作費80億円に対して国内興行収入が1億2000万円では続編の期待は薄い。
しかも制作費を全て東映が出しているとなると…😩
内容について、少し詳しく話すと、女神アテナの化身である沙織がシエナという西洋人になっている。
また、グラード財団が敵となっており、星矢以外の聖闘士はフェニックスとマリンしか登場しない。
カシオスはライバルとして登場するが、ちょっと違う。
何より儂の好きなアンドロメダが出てないのが残念でならない。↓こちらがアンドロイド瞬
原作やアニメの聖闘士星矢の劇中では、主役のペガサスに加え、ドラゴン、スワン、アンドロメダ、フェニックスがセットのはずなのに、映画では尺の問題もあってか登場する聖闘士が少なすぎる。
それに輪をかけて、聖衣(クロス)がカッコ悪いのも許せない。まるでラッセルクローのグラディエーターみたいな、古代ローマ時代風の鎧となっている。