船外機修理のお話 | マリンボックス100 スモールボートフィッシング ブログ 

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超久しぶりに修理のお話をしたいと思います。
 
今日の患者(エンジン)さんは
 
トーハツ9.8馬力 2014年モデル
 
症状  オーバーヒート
 
エンジンが冷やされずオーバーヒートすることにより
 
走らなくなります。 最悪エンジン焼き付きを起こし ご臨終 チーン汗
 
 
今回のオーナーさんは異常状況を認識しながら
 
釣行を続けられた強者あせる
 
最悪の場合海でエンジン始動せずレスキューです汗
 
 
なぜそれが起きたのかを考察していきたいと思います。
 
 
 
今回のオーバーヒートの原因は何かという事ですが
 
 
一番に疑わなくてはいけない場所があります。
 
それが”インペラ”です。
 
※他にもありますが今回は割愛します。
 
 
ご覧の通りエンジンの下にあるロアケース部になります。
 
ここから水を吸い上げてエンジンを冷やすのですが

一番重要な”インペラ”の羽が全部折れていましたゲロー

 

 

正常な形が右側です。

 

どういうことかご理解いただけるかと思います。

この羽の部分で水車のように回り水を吸い上げるのですが
 
左側は全く持って無くなっているのがお分かりいただけると思います。
 
吸引力0ゲローという事です。
 
こうなると全く水が上がらないのですぐにオーバーヒートします汗
 
吹け上がらなくなり走らなくなります。
 
今回は自力で帰港されましたが(エンジンを冷やしながら)このような状態にならないように
 
日々メンテナンスが必要になります。
 
 
では
 
 
なぜ このような状況になってしまったのかという事ですが
 
 
いくつか挙げていきます。
 
 
❶経年劣化による破損
❷水がない状態で過剰にエンジンを回し溶けた
❸走行中に冷却系統を異物が塞ぎ溶けた
 
 

多分ですが

 

 

原因は❷だと推測します。

 

そのオーナーさんは水がない状態で良く空ぶかしをするのを

 

見たことがあるので多分❷です。

 

いや❷です。

 

絶対に❷に決まってます汗

 

みなさんも必ず海に浮かべたら検水口から水が出ているのを

 

※水がピューって後ろから出ているかです。

 

確認して下さい。

 

確認しないでいきなり飛ばすのはやめましょう上差し

 

検水口の水が最近水の出が悪い方などいたらご相談ください。

 

羽が数枚折れている場合があります。

 

 

安全に楽しくお魚釣りをしましょうウインク