一定のターン弧 | *

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↑『ゆきのひとつぶ』と読みます

礼。

リフトから斜面がよく見えるゲレンデでは、
一定のターン弧で滑る
見るからにアレ系のスキーヤーをよく見かけます。

本当に一定です。

前に何があろうとも一定のターン弧です。

測ったように。


それで衝突事故が起きているわけではないのですが、
実際に多いのが、
子供とかボーダーの目の前を追い越していくときに、
距離感がない人。。。


紫のラインで滑っている場合、
ターン途中の段階では赤い丸の人と
十分な距離をとっているように見えますが、
赤い丸の人も
わずかながら滑っているわけで、
実際にはかなりの至近距離で見ている方が
ヒヤヒヤするような追い越し方をしています。

そしてどうなるか。。。
たいていの場合、
追い越された赤い丸の人が
突然現れたスキーヤーに驚くか風圧を受けて転倒します。


至近距離から追い越してすぐ目の前に入る
尾●○牧ナンバー的行為は、
車ならクラクションものです。
場合によってはハイビームで延々と追いかけられても
おかしくないくらいのマナー違反です。

数十メートル前の状況は、
2~3ターン前からわかっていることですから、
あらかじめラインが重ならないようにするとか、
せめて水色の線のように
あらかじめ十分な距離をとれるようなターン弧に
するくらいのことはしてほしいものです。

そもそも「一定のターン弧」の趣旨は
コントロールできることじゃないかと思っていたのですが、
実際どうなんでしょうか?

一度滑り始めたらターン弧を変更できないなんて
情けないことを言わずに、
刻一刻と変化するゲレンデ状況に対して
早め早めに手を打って最適な対応をするのが
真の上級者ではないでしょうか?


スキー雑誌でも、
JAFメイトみたいに、
危険予知・事故回避トレーニングとか
特集で組めばいいのにと思います。

というより、
ターンの質だの
運動要素だの言う前に、
こういう一見当たり前のことを実践的に指導したほうが
いいのではないかと思います。


礼。