【覚書】 米財務省の不良資産買い取り案
米政府は20日、金融機関が抱える住宅ローン関連の不良資産について
公的資金で最大7000億ドル(約75兆円)を買い取ることなどを盛り込んだ
法案を議会に示した。
法案は財務長官に対し広範な権限を付与する内容。
概要は以下の通り。
・ 居住用・商業用ローン(モーゲージ)関連のいかなる資産も2年間に
わたり買い取る。
買い取るモーゲージ資産の種類や政府が保有する期間、評価法などの
詳細は明確になっていない。
・ 最大7000億ドルのモーゲージ資産買い取りがいつでも可能。
・ 特別基金設立や財務省と協力して対応する金融機関の選定を含め、
買い取り・管理・資産売却に広範な権限を与えている。
・ 米国に本拠を置く銀行や金融機関が2008年9月17日以前に
組成・発行した資産が対象。
・ 金融市場の安定あるいは混乱回避、また納税者保護するため財務長官に
これらの権限を付与される。
・ 裁判所あるいは政府系機関は財務長官の決定を審査することはできない。
財務長官は議会に3カ月以内に報告。以降は年2回報告する。
・ この案への資金手当てとして債務上限は10兆6150億ドルから
11兆3150億ドルに、7000億ドル引き上げられる。