米政府による金融安定化策のゆくえ
シカゴのCMEの終値に遠く及ばない水準で始まった日経平均株価。
シカゴのNK先物なんかもともと、いんちきだといってしまえば
それまでなんですが、今朝のダウ先物にしてもマイナス140と
金曜日の熱狂から冷め切った状態で始まりました。
でもって今のところほぼより天状態の日本の株式市場。
ヨーロッパ勢がもう少し楽観的な解釈をしてこれから
少しあげる可能性が無いわけではありませんが、
引用したニュースにあるように、これからは新RTC構想が、どういう形で
議会を通過するのか、ブッシュ大統領は、その議会の答えに対して
いかに答えるのかが、次の焦点になっていくものと思われます。
日程的には26日前後になりそうですね。
インターネットで公開されている注目すべき
この二つの論文を再掲しておきます。
銀行破綻から米国債破綻へ?
2008年9月20日
「なぜ米政府はサブプライムで銀行救済に乗り出さないのか」
(2008/09/16)
> 二つ目のクー氏の視点は、大統領が承認した後に議会を通過
> させるときに再び問題化する可能性がいまだにあります。
まさに、予想された反応が民主党の下院議長から早速でてきているわけです。
昨日のサンプロに出ていた榊原さんも同じような話しをしていましたが、
新RTC構想の最大の問題点は、大衆受けが極めて悪いということ。
おりしも大統領選は佳境に入ってきていますが
アメリカの大統領選挙とはUSAの大統領を決めるのであって
NYの大統領ではないということです。
いままで高給を貰いピンストライプのスーツなんかを着込んでわが世の春を謳歌
してきたWALL街の投資銀行の連中が、CDOとかいうデリバティブだかなんだか
訳わかんない物に手を出して、かってに大損ブッコいて潰れそうになっちゃいました。
ごめんなさい、助けてください、つきましては税金をお借りしたいんですが。。。
なんてことを言っているような話なんですね。
さらにCDOってやつの発端は低所得層をだまくらかして、住宅ローンを組んだ
サブプライムローンであった事は、日本の小学生でも知っているほど
報道されてきたところです。
こんな法案、はいそうですかですかといって簡単に、議会を通るわけが無い
というのが常識的な話であります。
オバマさんにしてもマケインさんにしてもこいつには
難癖つけたほうが集票には絶対有利。
すでに軽く注文をつけています。
米政府の不良債権買い取り機関、独立監督下に置くべき=オバマ候補
とはいえ、選挙に勝利したあと実際大統領となって経済運営をする段になって、
ここで変な形でポールソン案を弱体化させておいてはかなり大変なことに
なっちゃうことは彼らだってわかっているでしょうから、無茶はしないで
あろうという観測も自然な話なんですよね。
でもねぇ、それも選挙に勝つという大前提があってのことですから
この件で下手な発言をして落選しても仕方が無い。
日経平均そのものは今のことろまだ12,000を割っていないものの
まったくもってパッとしない今の株式市場の状況って、全力買いするには
まだまだ不安要素が沢山あるということなんでしょね。
とりあえず、お前ら、空売りしたたりしたら名前ばらすぞ!
というあの空売り規制の件の買戻しがNYで終わったあと、
焦点はこの新RTC構想が議会を如何に通過し最終的な形が
どういうものになるのかに移って、
結局具体案が見えてこないと如何ともしがたいというところでしょうか?