出張記録なぞを書き記してるうちに

季節はどんどん進み、

庭では、白梅の花が開花。

近づくと

ひんやりと張りつめた空気にふさわしい

優しい香りが広がり、

早春を感じます。

 

ふと、

以前取材した石川県の海沿いにある

小さな町の梅の木を思い出しました。

住民たちが植樹して手入れにいそしみ、

花見ができるほどに成長した梅林。

開花時期には大人も子どもも集まって

お茶会を開いたり吟じたり

地域の拠り所になっている、

そんな素敵な話を伺いました。

 

今年ばかりは、

被災地に早く

ぽかぽか陽気の春が訪れて欲しいと、

白梅の頭上に広がる青空に向かって

彼方に思いを寄せました。