なんとなく過去を思い出してみた。
お正月
恒例の人生ゲームを楽しみにしていた私。
一方
キャリーバッグに荷物を詰め込んで
出かけるから駅まで送って欲しいという娘。
私は、またか…という想い。
普段からよくある事で特別な事ではない。
けど、お正月くらいは居て欲しいと思った。
そうやって家を出ると暫く家を空けたままになる。
やがて、気が済んだのか
やせ細った身体が弱々しく
それとは対照的に
目だけが異常にギラギラとなって戻ってくる。
戻ってきた娘を皆が暖かく迎え
好きなご飯を作っては無理やり食べさせ、
元通りの体重に戻った頃には
またどこかへと彷徨う。
その繰り返し。
それを咎めたりしなかったわけじゃない。
注意もしたし、叱ったりもした。
でも
気持ちはどこか遠い所を見つめたまま
魂は違う世界にあって、娘の体だけがここにある。
そんな表現が一番近くてわかりやすいかな、と思う。
だから効き目なんて全然ない。
10年くらいそんなことを繰り返していたから
家族は皆、またか…と思うだけ。
無理に引き止めたって聞きやしないし
引き止めたとしても
強行突破を図るのはわかっていた。
それに
家に戻らなくなるのが一番怖くて
娘の勝手な行動を誰も責めたりしなかった。
むしろ、どうぞとまでは言わないが
気を付けてね…という気遣いを心がけていた。
家族なのに家族じゃない…
娘なのに娘じゃない…
近くに居るのに遠い…
そんな寂しい思いをして長い年月が過ぎていたけど
今はそれが過去の出来事として
自分の行動が理解できないと言う。
今年の春、入院治療が始まり
娘との距離が縮まって良かった。
わだかまりもなくなって良かった。
病気だとわかって良かった。
人生ゲームは1960年代の古いものから
最新版まで合計4パターンあります。
来年のお正月、大富豪は誰になるか、
今から楽しみです♪
あっ、
いま鬼の笑い声、聞こえましたねっ。
