場外反則【剣道のルール】 | まずは、切り返し。

場外反則【剣道のルール】

剣道のルールについて。

初心者や、保護者のみなさんにわかりやすいように、解説などしてみたいと思います。


お暇なときなどに見ていただいても良いかと。



今回は、反則になる事項の中から、「場外」について。



剣道は、9~11mの正方形 または 長方形のコートで試合が行われます。


通常、幅が5~10㎝の白いラインテープが貼られますが、テープの外側が場外と言うことになり、

試合中に場外に出てしまった場合、反則となります。

その基準としては、


① 片足が、完全に境界線外に出た場合。
② 倒れたときに、身体の一部が境界線外に出た場合。
③ 境界線外において、身体の一部または竹刀で身体を支えた場合。

①の場合、片足がコート内にあれば、もう片足の一部分でも線を踏んでいれば、OKということ。

また、③の場合は、「支えた」場合であって、竹刀が場外に接触しただけでは、反則となりません。


二人が場外に出てしまった場合は、先に出た方のみ反則。

また、片方が出たと同時に打った打ちは、有効打突の条件を満たしていれば、一本と認められます。


相手が力ずくで押しだした場合は、押しだした方の反則。


但し、打突の後の体当たり程度で出てしまうのは、出た方の反則になります。

実際、かなり明確に打ちに関係ない力押しをしていないと、なかなか押しだしの反則は取られないケースが多いです。


試合場に行くと、よく、ルールをあまり良く御存知ない親御さんなのか、選手に

「押せ~~!!」

などと叫んでいる方がいますが、それは、反則です(^^;


そもそも、声を出して応援すること自体、剣道では、よくありません。

(応援については、また後日項を起こそうと思います)


剣道は、一本をいかに取るか、を競う競技であり、

相手の反則に乗じて勝つというのは、本道から外れています。


目先の勝ちを追及するのでなく、お子さんに正しい剣道を身に着けてもらうためには、

あの「押せ~」は、遠慮していただきたいモノです。