【8月16日(日)】

文禄・慶長年間に讃岐を領した生駒親正により石垣の城に改修されたと推定されています。
本丸や北二の丸、南二の丸等に石垣が残り、特に北二の丸下段の石垣は見事です。
瀬戸内海に突き出た比高80mほどの岬に築かれており、瀬戸内海の海上監視には絶好の位置です。
現在東の丸の先端には引田灯台が設置されています。
讃岐の中心からは東に寄り過ぎているため、後に生駒親正は聖通寺城(坂出市)を築き当城は使われなくなったそうです。

田の浦キャンプ場手前の引田城駐車場に車を止め北曲輪経由で登城。
各地でこの夏最高気温を記録した日でしたが、城内は木々の木陰と岬の先端に築かれているためか海風が抜け、思ったよりは暑くなかったです。
汗だくにはなりましたが...^_^;

所在 香川県東かがわ市引田城山

 

①駐車場に設置されていた案内図。

②北曲輪経由で登っていくと、やがて北二の丸下へ到達します。

その北二の丸下段の石垣。

※上段の石垣は城内で最大級の石が使われていますが、現在はビニールシートで覆われ確認できません。

なお、この石垣下の細い道が大手からの登城道だそうです。

③南二の丸石垣。

こちらは結構崩れています。

③南北二の丸の後は、まず東の丸へ向かいます。

東の丸にも石垣があったはずですが、藪に阻まれて見過ごしました( ̄▽ ̄;)

④東の丸からの眺望。

岬の先端に引田灯台が建っています。

⑤東の丸と本丸との間の谷間に水の手の化粧池があり、周囲を石垣で固められています。

⑥化粧池から本丸方面へ登っていくと、本丸の南端に辿り着きます。

⑦本丸南端からの眺望。

⑧そこから少し北へ行くと天守台があり、側面に石垣が残っています。

⑨城山頂上・標高82m。

 

⑩本丸を北へ進んで行くと北二の丸方面と引田港側登山口との分岐点があり、登山口方面へ降りて行くと本丸の石垣が見られます。

⑪ちなみに⑩の上段にある円形の石積は、大正12年に当時の久邇宮良子殿下(香淳皇后)の行啓予定地となったため築かれた展望台跡で城の遺構ではないので注意が必要です。

⑫その展望台跡からの眺望。

⑬下山途中に撮った北曲輪の堀切。