【7月28日(土)】

台風12号から逃れるように、サンダーバードに乗って金沢にやって来ました。

元々は青春18切符を使うつもりでしたが、もしも途中で運休なんかになったらかなんなと思ったので、行きは特急にしました。

事実、遅い時間は運休になってましたし...
着いた時は「さすが北陸、関西より過ごし易いわ~」と思ったのですが、それは土曜日だけの話でした^_^;
金沢駅から香林坊にあるホテルまで直行するつもりが、途中、尾山神社と金沢城に寄り道してしまいました(笑)

㊧金沢駅 ㊨尾山神社(鳥居の後ろにある洋風の神門は重要文化財)

㊧尾山神社境内の前田利家像 ㊨金沢城・石川門(重要文化財)

その金沢城の休憩所でライトアップが行われていることをパンフで知り、ホテルにチェックインした後、再度金沢城へ...

㊧玉泉院丸庭園、右上後方の建物は三十間長屋(重要文化財) ㊨菱櫓・五十間長屋・橋詰門続櫓(復元)

一通り散策した後、ホテル近くで晩酌&晩飯♪

 

【7月29日(日)】

香林坊のホテルをチェックアウトし、早朝の長町武家屋敷跡へ。

江戸時代、加賀前田家の平士(中級武士)が邸宅を構えていた地区。

石高により敷地面積が決められていたそうで、100~200石が200坪、300~400石が300坪、500~700石が400坪、800~1000石が500坪、1100~1400石が550坪、1500石~1900石が600坪やったそう。(中級武士でも広い!!)
長町の由来は、香林坊から図書橋までの長い町割に由来するって書いてありましたが(諸説あり)、

私はてっきり重臣の長氏(3万3千石)に由来するものやと思っていました。(長氏由来説もあるそうです)
朝7時過ぎに訪れましたが、この日はフェーン現象のせいで、早朝からやたら暑かったです。朝早すぎて、どこもあいてないし...

長町から金沢城へ行く途中、尾崎神社に寄り道。

こちらも社殿等が重要文化財に指定されています。

「由緒書き」より

天照大神、東照大権現(徳川家康)、第二代加賀藩主前田利常を祀る。寛永20年(1643)東照大権現を祀ることを許された四代藩主前田光高が、金沢城北の丸に東照三所大権現社として建立。
徳川家葵の紋がところどころにちりばめられた十数棟に及ぶ社殿を誇った神域は「金沢城の江戸」「北陸の日光」と呼ばれ崇められた。
明治7年(1874)尾崎神社と改称。明治11年(1878)金沢城内に駐留した陸軍省の都合により現在地に移築され、昭和25年に、本殿、拝殿及び幣殿、中門、透塀等が重要文化財に指定された。

そして前日に引き続き、加賀百万石のお城、金沢城です。
城内の現存建物は、石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫(いずれも国指定重要文化財)ですが、橋詰門・続櫓・五十間長屋・菱櫓、河北門等の建物や、玉泉院丸庭園など城内の復元工事が進んでいます。
石川門と三十間長屋が特別公開中で中に入ることが出来ました(^^) 
※特別公開は無料。
あと、復元された菱櫓・五十間長屋等と兼六園の共通入場券を買い、復元された建物の内部も見学してきました。

【金沢城】
所在 石川県金沢市丸の内
構造 梯郭式平山城
国史跡

㊧玉泉院丸・色紙短冊積石垣 ㊨三十間長屋(重要文化財)

㊧鶴の丸休憩所より、橋詰門続櫓・五十間長屋(復元) ㊨石川門内部より、石川門枡形と一の門(重要文化財)

【兼六園】
回遊式庭園
日本三名園
国指定名勝

㊨徽軫灯籠(ことじとうろう) ㊧雁行橋

兼六園を出て、金澤神社、石浦神社へ参拝。

【金澤神社】

所在地 石川県金沢市兼六町
主祭神 菅原道真、白蛇竜神、琴平大神、白阿紫稲荷大名神、前田斉広(11代藩主)、前田斉泰(12代藩主)
寛政6年(1794)、第10代藩主前田治脩が藩校明倫堂を建てた際、前田家の祖とされる菅原道真を祀る神社を創建したのが始まり。
金沢の名称の元となった金城霊沢がすぐそばにあります。

㊧金澤神社・神門 ㊨金城霊沢

【石浦神社】

所在地 石川県金沢市本多町
主祭神 大物主大神
社格等 旧県社、延喜式内社(論社)

金沢駅まで、とても暑かったので(台風一過のフェーン現象で、最高気温36.4℃を記録)

いつもは徒歩移動の距離のところ、バスを使ってしまいました^_^;

そして、青春18切符を使い、福井まで...

まずは、越前松平氏の居城、福井城です。
前回の登城時は、山里口御門・御廊下橋は復元工事の真っ最中でした。
今回登城時、福の井が綺麗に改修されていたのにびっくり。
金沢⇒福井のJRでの移動中「戦国大名と分国法」で、ちょうど読んでいたのが「結城氏新法度」...^_^;

㊧福井の地名発祥の「福の井」 ㊨復元された「山里口御門と御廊下橋」

続いて、佐佳枝廼社(さかえのやしろ)へ参拝。

所在地 福井県福井市大手3丁目
主祭神 徳川家康、結城(松平)秀康、松平慶永(春嶽)
社格等 旧県社

寛永5年(1628)、福井城の鎮守社として東照宮を勧請して創建。明治6年(1873)、佐佳枝廼社を創建、東照宮を合祀。
佐佳枝廼社は松平慶永の命名。
別名、越前東照宮。

そして、もうひとつ忘れてはいけない柴田神社(北ノ庄城址)へ。

所在地 福井県福井市中央1丁目
主祭神 柴田勝家

境内には、柴田勝家が築いた北ノ庄城の石垣の一部。

また、福井城の遺構もあります。

㊧柴田勝家像 ㊨北ノ庄城の石垣の一部

福井駅で、越前おろしそばとソースカツ丼を食べたかったのですが、帰りの電車の時間が迫っていたので、

やむなく立ち食いそばで越前そば気分を味わって帰ってきました^_^;