アダルトチルドレン(愛着障害)の苦しさ・生きづらさから、どうにかして抜けようとしている、あなたへ

こんにちは。アダルトチルドレン専門カウンセラーの、松山功子(まつのり)です。

今日は、ひとつ、聞かせてください。


「大人のあなたが、今、ご自分の子ども時代に戻れるとしたら、あなたは、戻りたいですか?」


当時は、子どもでしたが、今の大人のあなたは、色々なものを持っています。

知識や経験、大切な人たちとのつながり、スマホ、ネット・・・。

それらを全部、持っていくことができる、と仮定します。


あなたは、あなたの子ども時代に戻って、もう一度、最初から生きたいですか?
















おそらく、答えは「いいえ」ではないでしょうか?


絶対に嫌。
二度と嫌。

もう無理。
耐えられない。

ほとんどの方が、こう答えるはずです。



私は、アダルトチルドレンの方々と出会うようになって、もう20年近くになります。

でも、アダルトチルドレンの方で、「子ども時代に戻りたい」と言った方を、私は知りません。

一人も、知りません。



つまり、大人の私たちでさえ、「辛い」「嫌だ」と思うような、日々だった、ということです。

大人でさえ、「とても無理」と言うような、その過酷な日々を、小さな子どもが、たった一人で、生き抜いたのです。



大人は、嫌になったら、その場を離れることができます。

飲みに行ったり、食べに行ったり、遊びに行ったり。
ゲームやネットの世界に、没頭したり。

誰かに SOS を出したり、できます。



でも、子どもは、そうではありません。

家と学校の往復。

逃げ場がない。



たった一人でも、まともな大人(大人としてまともに機能する大人)が、近くにいてくれたなら、全然違ったでしょう。

でも、その、たった一人さえ、いなかった方も、多いのではないでしょうか?



家の中が、どんな状況だったか、誰も知らない。

助けも、ない。

それが当たり前の日常で、助けを求める・・・という発想さえ、子どもの頭には、出て来ようがなかった。



誰も知らない。

わかってくれない。

助けてくれる人も、いない。


そんな中を、小さな子どもが、たった一人で、生き抜いた。


大人でさえ「二度と嫌」「とても無理」と思うような状況を、小さなあなたは、一人で、生き抜いた。



大人になってからも、色々、苦しかったはずです。

周りの人は、気づかなかったかもしれないけれど。

わからないだろうけれど。


ただ、生きる。

それだけのことが、アダルトチルドレンには、とてつもなく、難しい。


でも、そんな中を、あなたは、生き抜いた。

今日まで、生き抜いて来た。



これは、とてつもないことなんです。



アダルトチルドレンの苦しみは、当事者・経験者にしか、本当には、わかりません。

「自分だけ、なにかおかしい。」

「誰にも、わかってもらえない。」 

そんな苦しさ・さみしさ・絶望もあったはず。



「生きる」 

「存在する」

ただそれだけのことが、どれだけ、大変なことか。

どれだけ、過酷だったか。


今、この瞬間まで、生き抜いてきた、あなたを、

あなた自身を、

まずは、いっぱい、ほめましょう。


「よくやったね」

「本当に、よくやったね」

「偉かったね。」

「よくがんばったね。」

「すごいね」



「よくやってるね」

「えらいね」

「偉すぎる」

「すごすぎる」

「本当に、よくやってるよ!」




過酷な状況を、

ここまで生き抜いて、

今、ここに存在している。



それだけで、とてつもなく、尊いのです。



まずは、そのことを、認めて、たくさん、たくさん、ほめましょう。


「よくやったね」

「本当に、よくやったね」

「がんばったね」

「偉かったね」

「すごいね」



「よくやってるね」

「えらいね」

「偉すぎる」

「本当に、よくやってるよ!」

「ありがとうね」
ピンクハート



最後までお読みいただき、ありがとうございます。




大通公園のバラ