花粉症の私にとって、たまらない季節であります

今日も間違いなく大量の花粉が飛びかっているであろう中、広島市は西区田方にある『行者山城跡』に行きました。
この行者山城跡。私の住んでいる所から一番近い城跡でもあります。
行者山城跡について、「広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第1集」には次のように記してあります。
「本城跡は、広島湾西岸、柚木城山山系から南へ延びた丘陵尾根先端部に位置している。現在は西広島バイパスの建設によって後側を切断され独立丘陵状をしているが、本来は尾根続きであったものである。
東郭群と西郭群とに分けることができる。最高所に1郭を設け、ここから東方へ向かって、郭10を配置し、北側後背部は堀切によって尾根を分断している。南側至近距離に草津城跡を望むことができ、この位置関係から、草津城と関係をもった城跡と考えられよう。
なお、本城跡は1982(昭和57)年に寺院建築のため消滅している。」
東郭群と西郭群とに分けることができる。最高所に1郭を設け、ここから東方へ向かって、郭10を配置し、北側後背部は堀切によって尾根を分断している。南側至近距離に草津城跡を望むことができ、この位置関係から、草津城と関係をもった城跡と考えられよう。
なお、本城跡は1982(昭和57)年に寺院建築のため消滅している。」
ということで、城跡のあった尾根は現在、寺院建築のため削り取られ、跡形もありません。また、城主等も不明です。
(略測図等はコチラ )
(家から歩いて1分)
コンクリートの階段が続きます。
古田中学校から少し国道2号線方面に行ったところにあるこの階段を上がりました。
山道らしくなってきました。
「行者山貝塚」があるあたり(多分)。
立派な竹林を散策するコースがありました。
散策コースを抜けると、大きな広場に出ました。
かつては、この場所にあった尾根上に行者山城の1郭、そして西郭群がありました。
(現在は「太光寺」の敷地となっています。その前は国泰寺の仏舎利塔があったそうです。)
東郭群があった場所を見る。
こちらも尾根が削られ、駐車場になっています。
この道は、草津八幡宮に続いています。
当時の大手道だったのかもしれません。
『行者山城』
・所在地:広島市西区田方1丁目
・別名:なし