今日は、熊野町の『狐ケ城跡』に行きました。
「広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第2集」には、
「南西に延びる丘陵先端部を掘り切って城域を画している。1郭は25m×7mの規模で、東側に土塁がある。しかし、墓地として使われているので、どの程度原状を留めているか不明である。郭よりも堀切背後の現在墓地となっている丘稜の方が高く、ここにも何らかの施設があったのかもしれない。」
と書いてあります。城主などはわかっていません。
堀切だったところは、現在、道路になっています。
(左手にある墓地を上がったところが1郭です。)
1郭
(1郭の手前半分は墓地になっています。)
1郭東側に残る土塁。
土塁の一部は、よく見ると石積になっています。
『狐ケ城』
・所在地:広島県安芸郡熊野町萩原
・現状:山林、墓地
・保存状況:一部壊
・立地:丘稜先端
・規模:標高266m、比高26m
(「広島県中世城館遺跡総合調査報告書 第2集」より)