Dr.ヘルを倒した甲児たちの前に現れた新たな敵・ミケーネの戦闘獣軍団。
その先兵であるグラトニオスとビラニアスに苦戦し、倒れる寸前のマジンガーZ。
「くそっ…こいつら…強いぜ」
ビラニアスの腐食性の鱗でボロボロになったZのコクピットで甲児が呻く。
両胸のブレストファイヤー放熱板はグラトニオスのドリルで貫かれ、無残にも破壊されている。
「へっ…こうなったらお前らだけでも道連れにしてやるぜ」
甲児が覚悟を決め、戦闘獣たちに向かっていこうとしたその瞬間。
「ミサイル発射ぁ!」
背後からさやかの声が響き、Zの両脇をミサイルがすりぬけていく。
戦闘獣に命中し吹き飛ばす。
その先兵であるグラトニオスとビラニアスに苦戦し、倒れる寸前のマジンガーZ。
「くそっ…こいつら…強いぜ」
ビラニアスの腐食性の鱗でボロボロになったZのコクピットで甲児が呻く。
両胸のブレストファイヤー放熱板はグラトニオスのドリルで貫かれ、無残にも破壊されている。
「へっ…こうなったらお前らだけでも道連れにしてやるぜ」
甲児が覚悟を決め、戦闘獣たちに向かっていこうとしたその瞬間。
「ミサイル発射ぁ!」
背後からさやかの声が響き、Zの両脇をミサイルがすりぬけていく。
戦闘獣に命中し吹き飛ばす。
「甲児くん、大丈夫!?」
傷だらけのZを抱き抱えるダイアナンA。
「さやかさん、なにしに来たんだ!君のかなう相手じゃない」
「そんなの…先刻承知よ」
背後で戦闘獣たちの立ち上がる気配を感じ、Zを崖にもたれさせる。
「でも…パートナーのピンチに黙っていられるほど弱くはないわ。ダイアナンもわたしも」
意を決した表情で、額から流血している甲児を見つめるさやか。
「さやかさん…」
「甲児くん。ダイアナンAの最期…その目にしっかり焼き付けておいてちょうだい」
そう言い残し、戦闘獣に向き直る。
「あなたたちの相手はこのダイアナンAが引き受けたわ。さあ、かかってらっしゃい!」
圧倒的な力の差を知りながらも、悪の手先たちに凛々しく立ち向かっていく。
「スカーレットビーム!」
ピンクの光線を両腕をクロスして受け止めるグラトニオス。
その脇からビラニアスが小型ミサイルを連射する。
「くっ…これくらい…平気なんだから!それーっ!」
被弾するのも構わず突進し、ビラニアスのミサイル発射口をパンチで破壊する。
「どう?女の子だからって甘く見てると怪我するわよ」
苦しむビラニアスに代わって、今度はグラトニオスの攻撃。
「きゃっ!」
両腕のドリルが伸び、ダイアナンの胸を貫通する。
「さやかさん!」
思わず絶叫する甲児。
「甲児くん、大丈夫。作戦通りだから」
「えっ?」
予想外の返事に戸惑う甲児。
自らドリルを食いこませるように腕を引き、グラトニオスを引っ張るダイアナン。
そして抱きしめるように密着する。
そのままビラニアスのすぐ脇へ移動する。
「甲児くん、ダイアナンAの最期を無駄にしないで」
スカーレットモビルがダイアナンから分離し離れる。
十分距離を取ったさやかがボタンを押すと、ダイアナンが自爆した。
2体の戦闘獣を道連れに…
自らを犠牲にして戦闘獣たちを葬ったダイアナンが残骸となって散らばっている。
Zの手の平に乗ってその姿をじっと眺めるさやか。
その目には涙が浮かんでいる。
「甲児くん、ダイアナンAを送ってあげてちょうだい…静かな所へ…」
黙って頷くと、ルストハリケーンでダイアナンを風の中へ溶かしていく。
ダイアナンAという大きな代償を払って、ミケーネとの初戦に辛うじて勝利した甲児とさやか。
この時の二人は光子力研究所で極秘裏に開発されていた新ロボットのことを知る由もなかった…
【?】
バンダイ ジャンボマシンダーNEO マジンガーZ(X4559)
真マジンガーZERO(1)
【予約】 真マジンガーZERO 2