回顧その3・「面白い」と「面白がる」の間 | ロボットヒロイン大好き!

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なんと実売価格1,600円程度なのに、2,000枚も売れなかった「真マジンガー 衝撃!Z編」DVD第一巻。第二巻以降は値段も上がるので、1,000枚も売れないかもしれませんね。プレミアがつくかもしれないので、ファンの方はまとめてGetしたらどうでしょうか。

ネット上ではこの作品を褒める記事や書き込みを多く目にするのに、実売は大惨事。このギャップはどこから生まれているのでしょうか?

記事や書き込みの内容から判断すると、中学生~高校生ぐらいの、スーパーロボット大戦でしかマジンガーZに触れたことのない人たちが8割、今川監督作品もしくはダイナミック作品なら何でも無条件でOKという人たちが2割程度だと感じます。

多分制作サイドは、商品が発売されるまでは、記事や書き込みも多く、すごい売り上げが期待できると考えていたはずです。しかし…彼らは真マジンガーを『面白がっている』だけで、わざわざお金を落としてまで作品のサポートをしない、空気のような存在です。多分、あと3話が過ぎ、放映が終わったら、あっという間に消え去ってしまうでしょう。そもそも『面白い』と思ってないのですから。

『マジンガーZ』という作品の良さをすべて消し去って、薄っぺらい、自己満足な作品に改変してしまったため、超合金魂のCMに登場するリアルタイムでマジンガーZを楽しんだ、可処分所得がそれなりにある層からは、完全にソッポを向かれてしまったというわけです。こんなものに『マジンガー』という名を冠して欲しくないと。

要は視聴者をナメて、『マジンガーなら飛びつくだろう』という甘い考えで、バンダイ社員・野中剛氏と今川監督の暴走を許し、どうしようもない作品にしてしまった報いなんだと思います。

あとは関連商品でどこまで投下したコストを回収できるか。わたしがプロデューサーなら頭を抱えて出社拒否になりそうですが(笑)