月明かりの下で | ロボットヒロイン大好き!

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ロボットアニメに登場したヒロイン話を中心に、いろいろな事を書き散らかしていきたいと思います。

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ロボットヒロイン大好き!-diaserxy

アフロダイAが破壊された後。
光子力研究所は新たなパートナロボを急ピッチで建造していた。
そして…最終テストを翌日に控えた夜。


コツコツ…
深夜に甲児の部屋をノックする音。
「誰だい?こんな時間に」
ベッドに寝転んでマンガを読んでいた甲児がちらっと時計に目を。
11時。
「わたしよ。いいかしら?」
「さやかさん…」
読みかけのマンガをベッドに置いて立ち上がり、ドアを開ける。
「やっほー。こんばんは♪」
戦闘服姿のさやかが手を振る。
「どうしたんだい。そんな恰好で」
「ついにわたしの新しいロボットが完成したの」
「おっ、やったな」
「うん。まずはパートナーにお披露目しなきゃと思って」
にっこりとほほ笑む。
「迷惑だった?」
「いや。うれしいぜ」
「ありがとう。じゃあ行きましょうか」
「ちょっと待ってくれよ」
「えっ?」
「新しいパートナーに会うんだから正装しなきゃな。格納庫の前で待っててくれよ」
「了解。待ってるから、早く来てね」
「ああ」


格納庫の前で待つさやか。
「お待たせ」
パイロットスーツに身を包んだ甲児が現れた。
「俺たちの正装はやっぱりこれだろ?」
「うん。その通りよ。じゃあ行きましょうか」
「ああ」
スイッチを押す。
重い扉が徐々に開いていき、格納庫にライトが灯る。
「紹介するわ。これがダイアナンA。Zの新しいパートナーよ」
「これが…ダイアナンA…」
ブルーを基調に鮮やかに彩られた美しき女神が二人の前に立っていた。
建造は極秘裏に進められていたため、甲児が彼女を見るのは初めてだった。
「ローマ神話の月の女神。ボディカラーは月の光。ミッドナイトブルーよ」
「綺麗だぜ…」
思わず甲児が呟く。
「まあ…」
そう言いながら頬を染めるさやか。
「甲児くん」
「どうしたんだい?」
「今日は満月。ダイアナンをZに会わせるにはちょうどいいと思わない?」
「それもそうだな」
「月夜のデート…いかが?」
「乗ったぜ」


プールの前に立つマジンガーZ。
格納庫の扉が開き、ダイアナンAが姿を現す。
月の光を全身に受けて、青く輝く女神。
Zの前に進み、見上げて小首を傾げ、挨拶を。
「はじめまして。わたしダイアナンA。よろしく」
「こちらこそ。よろしく頼むぜ」
横を向いて、肘を出すZ。
そっと腕を組み、ぴったりと寄り添うダイアナン。
普段は喧嘩ばかりしてる二人が、まるで恋人同士のように歩きだす。
青い月の魔法。
二人を邪魔する者はなにもなかった…


【END】


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